森のドラゴンは愛を求め【黄】 (ページ8)

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【Junta side 〜】

…今、俺の腕の中には1人の少女がおる

服はぼろっぼろで布を継ぎ接ぎしたもの

そして、腕には大きな傷

…俺がつけてしまったもの

なんで、あんなににも痛みに耐えながら俺の元に来たんや…

こんな醜い姿…俺も誰もが嫌いやろ…最悪やろ…

桃「きっと、ほんまにAちゃんはジュンタ様の気持ちを読み取れたんやと思いますよ」

黄「俺の…気持ち…？」

緑「自分の体が嫌い、誰も近づかんでほしい

でもほんまは…寂しくてたまらないんとちゃいますか？」

黄「寂しい…？そんな、まさかな…」

青「Aちゃんは動物と仲良くなるのが得意やからなぁ…

きっと、ジュンタ様の瞳を見ただけで感じ取れたんやと」

俺が…寂しさを…

気づかなかった…いや、自分自身が気づけてなかった…

…そんな寂しさっていうのをこの少女が見抜けてくれとったんやったら…

緑「…Aちゃんなら、もしかしたら…」

桃「…希望、あるかもしれへんな…」

青「俺ら…助かるんやろうな…」

…俺のことを…

…愛して…くれる…か……？

大きな怪我をさせてしまった俺のことを…

…愛してくれるか…………？

…少女は寝ながら微笑んでた