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【you side〜】
黄「ちょっ…っ…やめろ…や…」
そう言われても、私は腕の強い痛みに耐えながら、頭をそっと撫で続けた
黄「やめろっ…っ…やめ…ろ…」
「…やめません」
黄「こんな醜い姿にっ…触れてほしくないわ…」
「いいえ…醜くなんかないです…」
黄「どうせお世辞やろ…ほんまは怖くて逃げたいからこんなこと…しとるんやろ…
いい気にさせて…そして裏切るように去ってくんやろ…」
「私はそんなことしません…痛っ…っ…」
少しの間立ってたせいで、痛みが増していく
それでも私は撫で続ける
ただそれも限界がきた
気づけば、次回は真横に傾いていた
このまま地面にぶつかる、そう思った時
ぎゅっ…
何かに包まれるように気がした
黄「っ…なに俺…手…出してるんやろ…」
倒れる寸前に…ジュンタさんが…守ってくれた…
今はまさに、ジュンタさんの腕の中だった
ゴツゴツとした表面とは裏腹に、包まれると暖かい
「暖かい…きも…ち…ぃ…」
視界が徐々にぼんやりと見えてくる
暖かい布団の中で…寝てるみたい…
寝てる…みた…い…
気づけば、視界は真っ暗闇に変わっていた
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
