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【Daiki side〜】
またや…また俺のお願いが叶わんかった…
赤「なんで人間に戻れんねんっ…し、しっかり殺してっ…それでっ…！」
黄「…ダイキ」
赤「今度こそ俺のお願いが叶うと思ったのにっ…
なんで俺の前から消えへんねんっ…！」
…俺とジュンタの間に突如現れた竜巻
赤「…ハマちゃん……」
紫「…俺がこの魔法を解く方法を教えたからや」
赤「…なんで？なんでそんな事教えたん……」
紫「理由はただ一つ。お前は線を越えたからや」
線を…越えた……？
紫「冷静になって良く考えてみ。自分がやった事を」
自分が…やった事…
ジュンタを…醜い姿に変えて…
全員から存在を…消して…
…そして…殺し…た……
赤「…お、俺はっ…ただ消したかっただけやっ…
嫌いな…見たくも無い存在をっ…消したかっただけっ…」
紫「…それで喜ぶのは誰や」
赤「俺っ…俺と………」
俺と………
…俺しか…おらん……？
紫「気づいたか？お前以外、誰も喜ぶ者なんておらんねん
一応、俺止めたからな」
赤「俺はっ…ただっ…お願いを…叶えたくて…」
ずっとっ…聞いてくれなかったお願いを…叶え…たくて……
黄「…ダイキ、もうええよ。泣くのやめてや。全部…俺が悪かったんやから…」
赤「えっ…？」
…俺、泣いとる…？
黄「俺がもっと、ダイキの事を見てれば…
気持ちを考えてればこんなことにはならんかった…
…すまん……ダイキ…」
赤「…ジュンタ……」
やっと…俺…気づいたかもしれへん…
自分がやって来た事の…重さを……
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
