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【you side〜】
？「目覚ましてくれるんかな…」
？「大丈夫や…Aちゃんは」
？「今はAちゃんを信じるしか出来ひん」
どこからか声が聞こえて、私はその声を辿った
辿った先にあったのは輝かしい光の洞窟
そこを潜った時、私の重たい瞼は開いた
？「…Aちゃん？」
目の前にいたのは…桃色の瞳の兎…
桃「起きたっ…Aちゃんが起きたっ…！！」
？「ノゾム、まだ体が弱ってるんやからもう少しゆっくりさせたり？」
そう言ったのは緑色の瞳の鷹
青「ふぁぁ…ん、おはよ」
そして、あの狼
私は体を動かそうとした時、腕に大きな痛みが走った
緑「あかんでAちゃん、ゆっくりリュウセイに寄りかかっとき？」
青「んん…俺はこのまま寝れる…から…気にせんとき…ふぁぁ…」
その痛みにおかげか、ここでようやく私の意識はハッキリした
「…動物が…喋ってる……？」
そういえばあのドラゴンも…喋れていた…
恐怖のあまり、話せるという事どころではなかったから…
緑「せやな、動物が喋れるってどう考えてもおかしいよな。まあ、色々あったんや…」
しょんぼりとした鷹さんを見て、私はあまり深追いをしないようにしようと思った
そして、私の傷の上には謎の葉が巻き付いていた
「これ…は…？」
桃「俺らで薬草見つけてきて、それを腕に巻いたんよ！」
緑「ここじゃ、自然に出来てるものでどうにかせんとあかんからね」
「私を助けてくれたの…？」
緑「最初はAちゃんから垂れてきた血の匂いを嗅ぎつけたリュウセイが見つけてな」
リュウセイ…？
桃「…もうAちゃんの暗い顔は見たない！自己紹介するで！」
そうして、突如自己紹介大会が始まった
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
