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【you side〜】
今…聞こえた…
ジュンタさんからの…声が…
愛が…聞こえた…
それと同時に
瞼から黄色い輝く瞳が消えた
「…ジュンタさんっ…？ジュンタさんっ…！！」
赤「死んだ…？やっと死んだ…！？」
ジュンタさんの体を強く抱きしめる私の後ろで子供のようにはしゃぐ国王様…
いや、ダイキさん、貴方が許せなかった
緑「っ…ジュンタ様っ……」
青「夢…やんな…？」
桃「リュウセイ…今は全員起きとるから夢ちゃうねん…」
赤「アキトっ…ほんまによくやってくれたわ！！！
褒美は何がええ？金でもなんでもあげるわ！！！」
橙「っ…それ…は……」
…許せない
人の死を願うなんて…しかも…実の兄を……
桃「Aちゃん……」
ノゾムさんに名前を呼ばれた時、私の目から涙が溢れていることに気づいた
悲しみと苛立ちが混じった涙
涙は雨粒のようにジュンタさんの頬に落ちていく
「っ…大好きっ……大好きだよっ…ジュンタさんっ……」
もう一生、共に話すことの出来ないであろう、ジュンタさんに
私は声が枯れるほどに愛を伝えた
私が愛しているのは
ジュンタさんなのだから
だから……
叶うことはないのかもしれないけど…
「目を…覚ましてっ……」
赤「………何言うとんねんほんま…うざったいからお前のことも消すか…」
橙「ダイキっ…やめてやっ…！！」
気づいた時には
目の前に赤い血が垂れる剣がこちらを向いてて
…ああ、いっそのこと、ジュンタさんと同じ剣で殺されるなら…
なんて、思った時だった
眩しい黄色い光がジュンタさんやトモヒロさん達を包み込む
強い光でギュッと目を閉じると、側では何が起こったのかわからず戸惑うダイキさんとキリヤマ様の声が聞こえてくる
少し経った時、急に体が何かに包み込まれる感じがして
そして耳元でこう聞こえて来た
黄「Aからの愛、届いたで？」
「…ジュンタ……さん…？」
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
