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【you side〜】
赤「姿を変えて、全員から記憶を消した後、ハマちゃんの転移魔法でここに移動したってわけや
もちろん、この森が呪われとるなんて言うたのも俺やで？
言わんとすぐジュンタのこと見つけちゃって面白くないやん？
そんなすぐ見つかったら3個目のプレゼントがあげられへんからなぁ…！」
橙「3個目の…プレゼントって…」
赤「そんなん…
“死”に決まっとるやろ…？
もうすぐでプレゼント出来そうやなぁ…」
国王様の目線をジュンタさんに向けると、口からも血を流し、目が徐々に閉じていく姿が見えて
今まで動かなかった私の体は心よりも先にジュンタさんを求めた
「ねっ…ねぇっ…聞こえますかっ…？」
声をかけると、目線がなかなか合わないものの、ピクッと耳が動くのが見えた
「わ…私っ…もっとジュンタさんとお話がしたいっ…もっと色んなこと教えて欲しいっ…
貴方は醜くなんかないっ…忌まわしくもないっ…
私っ…貴方のことが…好きだからっ…大好きなのっ…
それは姿だけじゃないっ…トモヒロさんたちのような仲間思いなところも全部っ…
だから…お願いっ…もっと側に居させてっ……」
頬を伝って落ちる涙がゆっくり閉じていくジュンタさんの瞼に落ちると
微かに
私にしか聞こえない声でこう聞こえて来た
黄「…大好きや」
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
