森のドラゴンは愛を求め【黄】 (ページ25)

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【Daiki side〜】

10月21日、俺の兄貴ジュンタの誕生日

赤「ジュンタ？入るで？」

俺は薄い黄色味のかかった扉を開けると、部屋の中には積み重なったプレゼントの箱が至る所に積まれていた

黄「助けてやダイキ…皆んなプレゼント送ってくんねん」

赤「ええやん、次期国王の誕生日やで？そりゃあ皆んな送るやろ」

黄「…まあな」

…そのまんざらでもない笑顔

…ほんまにムカつく

黄「ちょっとプレゼント開けるの手伝ってくれへん？4人でやっても終わらんのよ」

部屋の奥にはジュンタの執事3人組

桃「ダイキ様も手伝ってくださいよ！！」

赤「ああ、おん」

青「…んっ……………ん………」

緑「リュウセイ…寝んとってや……」

俺は言われた通り、ジュンタへのプレゼントを開けていくことにした

……もちろん、最後に俺からのプレゼントをあげる

プレゼントの箱を開けると、中からなんか難しい参考書からボードゲームまで幅広くあった

黄「これでも俺もうすぐで20歳なのにな」

赤「ええやろ、それほどジュンタは信頼されとんねん」

…あぁ、言いたくない

なんとかプレゼントは片付けられ、執事らに全部運んでもらった

緑「失礼します。ジュンタ様、ダイキ様、お疲れ様でした」

桃「ほんま凄かったですからね…！」

青「ふぁぁ…んん、あかん、疲れて眠くなって来た…」

緑「あっ…もうリュウセイ…ご主人の前であくびは…」

黄「ええよええよ、リュウセイも頑張ったんやから」

…そんな風に笑っていられるのもこれで最後や…

赤「なあ、最後に俺からのプレゼント、ええよな？」