Page19 ページ19
【Junta side〜】
国王…いや、もうこの呼び方はやめよ
ダイキは俺とアキトの真ん中に立ち手を差し出した
赤「どちらかが倒れ、動けなくなるまでや。ええな。
……よーい…
始めっ！！！」
手を高く振り上げると、アキトは剣を高くかざし、俺の方は突っ走ってきた
この大きな体でどう避ければいいのか、それを考えるのに俺は必死になってしまった
ただ俺は、アキトの動きを読むことが出来る
何故なら…
橙「はぁっ…俺を攻撃してみろよ…」
…ほんまに俺をやる気なのか…アキト…
でも…そうやんな…
今…アキトの中に俺の存在は………
橙「っ…はぁっ！！！」
黄「危なっ…！！」
少しぼーっとしたせいで、剣が体すれすれにからぶった
赤「アキト、俺との剣術の練習忘れたんか？よーく思い出してみいや」
…ダイキと剣術の練習を…
…これは…まずいかもしれへん…
俺は流石にと思い、腕を振り下ろし、口から火を吹くなど攻撃を始めた
赤「お前も現状をようやく把握出来たんか？」
ダイキは倒れた大きな木に座りながら、足をバタバタさせてこっちに笑ってくる
俺の爪はアキトの鎧に擦れる
鎧には３本の爪の跡が残った
赤「ひひっ…アキト選手鎧に傷が！さぁ…どうする！！」
橙「っ…」
このまま互角にまで持ってきて…
2人で倒れて…そうすれば…
橙「っ…倒すに…決まっとるわ…」
アキトのその一言から
じわじわと
体に熱い痛みが走った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みなさま、いいお年を！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
