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【you side〜】
それから数週間が経った
私は今日も、いつものようにジュンタさんに会うために森に向かった
今日は空が黒い雲に覆われている
ここ最近までずっと青空が輝く晴天だったのにも関わらず
たまにはこんな日もあるかなんて思い、私は何も考えず森の中に入った
誰かが後ろから来るなんてことも知らず
「ジュンタさん！」
目の前には眠りについている大きな体
声をかけると、耳をぴくっとして綺麗な黄色い瞳がこちらを見る
黄「ん…おはよ」
「ふふ…おはようございます」
それと同時に、周りね寝ていたあの3匹達も同時に起き上がってきた
桃「Aちゃんや！あんなあんな！！」
緑「ノゾム、一気に話すぎやで？」
青「ふぁぁ…ん、久しぶりやからな」
「ちょっと家の周りが大変なことになっててね、草むしりの方を…」
黄「ふはっ…そうやんな、Aにもせんとあかんことあるからな」
桃「会えなかった分ぎゅーしてもええですよね！？」
黄「……今日だけやで？」
ジュンタさんからの許可を貰えたからか、突進してくるかのようにこっちにやってくるノゾムさん
ぎゅっと抱きしめることは出来たものの、勢い余って体が後ろに倒れていく
目を閉じ、衝撃を待っていたが
「…あれ…？」
黄「ノゾム、やっぱり離れろや」
私の倒れた体はどうやらジュンタさんが助けてくれたようで
「ありがとうございます…」
黄「A、怪我してへんか」
「大丈夫です…」
黄「ならよかった」
そっと笑みを私に向けて浮かべた後、胸元にいるノゾムさんに向けてまた唸り声をあげていたのは…話さなくてもいいか
そんなまた幸せな1日が
始まろうとしていたのに
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
