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【you side〜】
あれから私達は、何度も会う関係になっていた
腕の怪我も、見つけてきてくれた薬草のせいか治りも早かった
私は太陽の沈む頃に森に入り、そして夜明け頃に帰る
…そして私は気づいた時にはもう、ジュンタさんの側から離れたくなかった
そのことをノゾムさんにそっと言ってみると
桃「Aちゃん、実はジュンタ様のことが好きなんとちゃう？」
「えっ…？」
桃「恋愛マスターの俺にはバレバレやで？」
ぴょんぴょんと跳ねるノゾムさん
正直、心にあった謎の気持ちの正体が分からなかった
家に帰ると、寂しくなって
会いに行くと、帰りたく無くて
側にいると、落ち着いて心地よくて
もっとあの優しい声を聞きたい
そう思っていた
「好き…なのかも……」
私は眠るジュンタさんの体をそっと撫でながら、星の瞬く空を見上げながら言った
でも…ジュンタさんは私のことをどう思ってるのだろうか
私だけ、勝手に好きだと思っているだけなのか
モヤモヤが止まらない
「…ふぁぁ…んん眠い…」
考えるのはやめよう
今はただ、ジュンタさんの側にいたい
それだけを考えておこうなんて思い、私も眠った
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作者名：火華 | 作成日時：2023年12月2日 2時
