おにわしょーかい ページ6
この庭には、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫、ピンク、白の8色の花が植えられている
全て、ここに住む8人のイメージカラーをモチーフにしているからだ
「んふふー…んふふふー…」
鼻歌を歌いながら呑気に水やりやら手入れやらをする私
緑「怪我せんようになー?」
「わかってるよそのくらい」
自分の中の未来予知にも怪我をする予定なんて無いし……
「……痛っ…!」
緑「ほら言ってるそばから…」
少し花の手入れもしていたら見事に棘が指にヒット
徐々に出てくる赤い血
緑「あぁ…ほら指貸してみ」
「…お願いします」
智洋はそっと指を握り、目を閉じる
緑「………ん、ほらこれで大丈夫」
手を離すと、元々傷などあったのか分からないくらいように
智洋には治療の能力があるため小さな怪我程度なら数秒で治すことができる
「すみません…ありがと…」
緑「ええってそのくらい。どうってことないって」
…智洋の笑顔って天使かよっ…と、思いつつ、庭の水やりに戻った
…まあ、その後館の中からは大毅と淳太の追っかけ大作戦でギャーギャー騒いでたため、それをBGMに水やりを終えたとさ
ちゃんちゃんっ
黄「シゲ待てやぁぁぁぁぁ!!!」
赤「へへっ…淳太に捕まるもんかっ!!!」
…うん、うるさいね
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作者名:火華 | 作成日時:2023年11月6日 23時