ダウン ページ23
緑「わっ…ちょっ…!」
シゲはお得意の瞬間移動を駆使しながら俺に冷たい雪玉を投げてくる
赤「ひひっ…おりゃっ…おりゃっ!!」
そんな俺は、シゲに全くついていけず
体が徐々に中から震え始め
気づいた時には、視線は地面と平行に
そう、倒れてしまったのだ
赤「えっ…神ちゃん!?」
頬に感じる冷たい雪
ぼーっと聞こえてくるシゲの声
赤「なぁっ!誰か来てや!!!」
橙「なんやなんや…ってモンチどうしたんや!?」
紫「今は中に運ぶのが先や」
橙「俺に任せとき」
ぼやっとする視界のせいで確かではないが、多分照史に抱えられ、俺は運ばれた
と思う
その時にはもう
視界は真っ暗に変わってしまっていた
…
………
ということがあったのだ
ベッドに運ばれ少し経った後、俺は目を覚ましたものの、熱と咳が早速止まらなかった
赤「………」
「見に来たよー…はぁ、淳太のフラグ回収見事にしたね」
黄「言うたやんな、風邪引くなって…」
橙「まあまあ、何歳になっても雪で遊びたくなるもんやから…!
久々の雪でちょっとはしゃぎすぎただけやもんな…?」
紫「雪っておもろいもんなぁ」
黄「シゲ」
赤「…はい」
黄「言うことは」
俺の寝転ぶベッドの横に来たシゲ
赤「…神ちゃん、ごめん」
緑「ええよ別に、楽しかったんやろ?」
赤「…おんっ」
緑「なら、ええよ」
赤「うわぁぁぁぁ…かみちゃぁぁぁぁ…」
泣きながらシゲは俺に抱きついてくる
緑「ちょっ、風邪移るって」
赤「ぁぁぁ…かみちゃぁぁ…」
橙「モンチがこう言うとるんやし、許してもええんやない?」
黄「…せやな」
「うぅ…寒っ…ストーブ行こ」
なんていう、雪の降った日のお話でした
「流星そこどいて!!!」
桃「びくともせえへんねん!!!」
リビングから聞こえてくる声
流星、まだ寝てるんやな笑
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作者名:火華 | 作成日時:2023年11月6日 23時