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夕方、来月に迫った単独の相談に袖へ行くと
お目当ての人は何故か脚立の上にいて
「安藤、ちゃんと押さえとってやー？」
佐「ええよAちゃん。こっちでやるから」
「いやいや直前に修正してもらったし…
照明さんばっか働いてもらうわけには」
佐「大丈夫やて、俺らでやった方が早いし。
気持ちだけもらっとくわ」
安「チーフ、邪魔ですって。笑」
渋々脚立から降りた姉さんはせめてもと
照明さんのケーブルを手際良く片していた
佐「こんなんでチーフ怪我されたら
そっちのが問題やから、笑」
「じゃあすみません、なる早でお願いします、」
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そして俺らの出番前 ＿＿
普段NGKにいる重鎮の道具さんが袖にいて。
なかなか近寄り難い雰囲気のその人が
姉さんと (と言うより誰かと)
話をしているのを初めて見た
「辰さんあのパネル補強してくれはったんですか？」
辰「よう気付いたなあ。ばっちりや」
「凄い垂直に建ってるもん。ありがとございます！
あと、教えてほしいんですけどこの図面で…」
辰「ようさん書き込んでるな…自分使わんがな」
「知っときたいんです。いざと言う時の為に」
辰「えー、明日花月仕込み替えやけど来るか？」
「良いんですか！？」
辰「勉強になるか知らんけど来たらええ」
………やっぱりこの人って凄いよな
ベテランと若いスタッフに挟まれて仕切るって
大変に決まってんのに
上手い事やってはって
全員を味方につけて
この人のキャラクターと影での努力なんやろう。
「河野のむちゃん、おるな。
はいじゃあオンタイムで開演しまーす」
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「…あれっ、まだ居ったん？」
本日の全公演が終了し
大体の芸人やスタッフさんが帰った中
姉さんは定位置で作業をしていた。
ほぼ毎日、最後に劇場を出ることは
みんなが知っている
野「姉さんと鳥食べに行こうと思って」
「確定なんや。ええで行こか」
野「もう出れます？」
「んーと、あと10分だけいい？」
と、言うことは喫煙所で
20分潰しておいたらええやろ、
一度集中したら時間を忘れる人やから
野「煙草吸って待ってます」
「はいはーい、」
飯場でゆっくりと聞かせて下さいね、
舞台のこと。
まあ多分
" 私は何もしてへんからなあ"
って濁されるんやろうけど。
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もなか(プロフ) - きゃばりあさん» とっても嬉しいコメントをありがとうございます！続編でも相変わらずのんびりした関係性の2人かもしれませんが…引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 1時) (
レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
きゃばりあ - 初めまして！50話更新おめでとうございます！もなかさんの作品が更新されると、楽しみでわくわくしながら拝読しております。ひとつに絞れないくらいどのお話も好きで、今後の展開も気になります^_^また第2弾も楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月3日 0時) (レス) id: 44c92ed02e (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - めるたむさん» 小ネタへの嬉しいご意見、ありがとうございます！とりあえず今、続編にて再掲載を決めました(笑)これからもたまにUP出来ればと思うので本編共々、よろしくお願いします！ (2021年3月31日 2時) (レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 湯豆腐さん» 勿体なさすぎるお言葉をありがとうございます。まだまだ知識不足ですが、なるべく皆さんのイメージを壊さないように作っていこうと思うので…相変わらず亀更新なこの小説を、これからもよろしくお願いします！ (2021年3月31日 2時) (レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
めるたむ(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！小ネタの内容もとても好きだったので落ち着いたら再び掲載してくださると泣いて喜びます！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月29日 20時) (レス) id: 41803ac6ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2021年2月1日 0時
