目撃談その2 ページ20
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コンビ名Ｎ[Ｍ・Ｙ]の証言
それは某フェス打ち上げでの事です
各々自由に移動し盛り上がっている中、
座敷の奥には長蛇の列が ＿＿
『ありがとごさいました！』
「お疲れ様。今日コーナー頑張ってたね」
皆、チーフにお礼を言いたくて並んでいます
これは大きな打ち上げでは恒例で
Aさんもそれに応えるように
一人、また一人とお酒を交わしていました
石「相変わらず凄いな」
皆「石井もう行った？」
石「ああなると思ったんで入ってすぐに」
『Aさんお酌します！』
『待てや！まだ俺の時間やろ！』
「(笑)何なん自分ら。私酔わせてもしゃあないて」
時間が進むにつれ後輩が持っていくのも
ビールからハイボール、焼酎、熱燗…
お酒に強いAさんですが、
見る度違うグラスを持っていて心配になった頃
リ「全然途切れんな、あの列」
皆「そうっすね、
ちょっとアイツら調子乗りすぎな気も…」
石「止めてきます？」
リ「いいんちゃう、Aも楽しそうやし」
僕らの前にリリーさんが来てくれて
周りと比べればしっぽりと飲み
何となく会話が途切れた時、僕は見たんです
リ「………、」
いや、何を優しい目で見てるんですか
あなた普段そんなんちゃうでしょ
我が子を見守るようなリリーさんの視線は
若手と騒ぐAさんに向いていて
リ「なに、皆川」
皆「え？」
リ「俺見とらんかった？
まあ次飲もや。店員さん呼ぼ」
石「生ですか？」
リ「あとウーロン茶も頼んで」
珍しいと思いつつ注文を済ませると
いつの間にかリリーさんはAさんの元へ
リ「はい乱入ー。ラテ、どけ」
さすが劇場番長。誰も文句は言いません
「何よ、あんたはいつでも飲めるやん」
リ「俺も反省点とかあるんよ。ほれ、乾杯」
「「「友情一気や！」」」
「自分ら大学生か」
ラ「てかAさんウーロンハイとかも飲むんすね」
「ん、たまーに…」
リ「好きやもんな」
お2人が話し込めば自然と周りは散って
そして僕の前の席からは ＿＿
先程の生とウーロン茶が消えていました
その時、僕は思ったんです
本当にモテる人って
自然に相手のフォローが出来るんだなと
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(マジでヤバくなったら断れよ。明日も早いやろ)
(んーまだ大丈夫。もう少し皆と喋りたい)
(ほどほどにな。俺戻るから)
(ん、ありがと)
.
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もなか(プロフ) - きゃばりあさん» とっても嬉しいコメントをありがとうございます！続編でも相変わらずのんびりした関係性の2人かもしれませんが…引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 1時) (
レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
きゃばりあ - 初めまして！50話更新おめでとうございます！もなかさんの作品が更新されると、楽しみでわくわくしながら拝読しております。ひとつに絞れないくらいどのお話も好きで、今後の展開も気になります^_^また第2弾も楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月3日 0時) (レス) id: 44c92ed02e (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - めるたむさん» 小ネタへの嬉しいご意見、ありがとうございます！とりあえず今、続編にて再掲載を決めました(笑)これからもたまにUP出来ればと思うので本編共々、よろしくお願いします！ (2021年3月31日 2時) (レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 湯豆腐さん» 勿体なさすぎるお言葉をありがとうございます。まだまだ知識不足ですが、なるべく皆さんのイメージを壊さないように作っていこうと思うので…相変わらず亀更新なこの小説を、これからもよろしくお願いします！ (2021年3月31日 2時) (レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
めるたむ(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！小ネタの内容もとても好きだったので落ち着いたら再び掲載してくださると泣いて喜びます！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月29日 20時) (レス) id: 41803ac6ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2021年2月1日 0時
