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「意外と片付いてるね」
リ「俺マメやもん」
「寝といて。自転車借りるで」
劇場終わり、Aと俺の家に直帰した。
周りは飯に行ったくらいにしか思ってないだろう
普段から騒ぐキャラじゃないのは
こういう時、楽。
着替えてベットに潜ると
いつもより冷たく感じて
熱があることを再認識した。
そうなると身体は単純で、一気に倦怠感が襲う
何もする気になれずとりあえず目を瞑った
.
リ「ん、っ……」
「あ、起きた ＿＿ 水飲める？」
額に貼られた冷却シートで目が覚めて
水を受け取れば
もたれ掛かれるように支えてくれて
リ「、もう要らん」
「ほな横になって」
見渡すとソファの上の服が消えていて
洗濯機の音が聞こえる
買い出しの後にしてくれたんだろう
俺、結構寝てたんや。
…… というか今、何時なんやろ
リ「なあ、デート間に合うん？」
「断った」
リ「＿＿ え、もう大丈夫よ俺」
そりゃ行ってほしくはないけど
これ以上迷惑はかけられない
「時間遅らせてほしいって言うたら
キレてんねん。もうええわ」
リ「、俺のせいやん」
「ちゃうよ。こっちにも優先順位があるし
それ分かってくれんのやったら無理や。
どの道ご縁が無かったわ」
淡々と話しながら水をテーブルに戻すA
リ「……ふふ」
「何で笑ってんの」
会話の全容は知らんけど嬉しかった
" 優先順位 " やって。
相手には悪いけど、少し優越感を感じて
リ「ごめんなA。ちゃんと責任取るわ」
「分かったから早よ治して」
そう言って布団を胸元まで掛け直される
「あとしてほしい事ある？」
リ「何でもいいん？」
「常識の範囲内で」
キッパリ言われると笑ってまうけど
こんな時までボケんし俺
でも、今日くらいええかな……
リ「俺が寝るまで、おって」
「、へ？笑」
改めて口にするとまあまあ恥ずいのに
振り返った顔はニヤニヤしていて
耐えれんくなって寝返りを打つ
リ「、やっぱいい」
「なんで、どしたんよ」
リ「笑っとるし」
「ごめんて」
" ちゃんと此処におるよ "
言葉の後、頭を撫でられた
子供ちゃう、と突っぱねようと思ったけど
身体は重いし怠いし
ほんのちょっとだけ、
安心するしで
そのままもう1回、目を閉じた
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もなか(プロフ) - きゃばりあさん» とっても嬉しいコメントをありがとうございます！続編でも相変わらずのんびりした関係性の2人かもしれませんが…引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。 (2021年4月6日 1時) (
レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
きゃばりあ - 初めまして！50話更新おめでとうございます！もなかさんの作品が更新されると、楽しみでわくわくしながら拝読しております。ひとつに絞れないくらいどのお話も好きで、今後の展開も気になります^_^また第2弾も楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月3日 0時) (レス) id: 44c92ed02e (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - めるたむさん» 小ネタへの嬉しいご意見、ありがとうございます！とりあえず今、続編にて再掲載を決めました(笑)これからもたまにUP出来ればと思うので本編共々、よろしくお願いします！ (2021年3月31日 2時) (レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 湯豆腐さん» 勿体なさすぎるお言葉をありがとうございます。まだまだ知識不足ですが、なるべく皆さんのイメージを壊さないように作っていこうと思うので…相変わらず亀更新なこの小説を、これからもよろしくお願いします！ (2021年3月31日 2時) (レス) id: 3a12feba59 (このIDを非表示/違反報告)
めるたむ(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！小ネタの内容もとても好きだったので落ち着いたら再び掲載してくださると泣いて喜びます！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月29日 20時) (レス) id: 41803ac6ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2021年2月1日 0時
