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「A、何する？って言ってたじゃん」
「はい」
「それ、オッパと恋人ごっこってどう？」
「なんですか、それ？」
「時間決めて、その間だけ恋人のふりするんだよ。いいでしょ？やろ？」
「嫌って言ってもやりますよね？」
「うん」
言葉の後ろに音符がつきそうな程、
わくわくが伝わってくるオッパ。
私が少し呆れながら笑うも、
そんなこと気にならないようで、
「はい、スタートっ！」
と言うと勝手に始めてしまう。
「Aぁ、好きだよ？」
「……」
「好きだよって返してよ、恋人でしょ？」
「……はぁ、好き、ですよ？」
そう言うけれど、
オッパの顔は見えない。
ただ、嬉しそうに笑う声だけ聞こえて、
顔が見えないのに、
どんな顔してるか想像出来てしまうオッパに分かりやすいなと今更思う。
また「可愛い……」とぼそっと呟くと、
私の頬にぽっぽが落ちてくる。
「A、オッパにもぽっぽして？」
「え、やです」
「なんでぇ！恋人じゃん！」
「なんか遊び上手く利用しようとしてません？笑」
私の顔をのぞきこんで、
嬉しそうに目を輝かせて言ったオッパ。
私の返事を聞けば不機嫌に眉を下げる。
項垂れるように私の首元に顔を埋め、
私のことをけちだとか、
少しくらいしてくれてもいいのにとか、
色々小言を言う。
なんだか、子どもを相手してる気分。
私を責める言葉も反応もどこか子供っぽくて、
私はふっと笑った。
ちょうどそのタイミングで、
オッパはぱっと顔を上げた。
なにか思い出したみたいに、
また私を覗いて目をキラキラさせると
「じゃあ、A、反対。こっち向いて？」
と言い出した。
一瞬何のことかわかんなくて、
首を傾げれば、
私の肩を掴んで、「こっち」と体を回される。
オッパの膝の上に座って、
オッパと向かい合う。
背中を預けてた時よりも
随分と顔が近くなって、
目、逸らしたいのに、
オッパがじっと見つめるからできなくて。
「よし、これでおっけい」
「え、これちょっと近くないですか？」
「いいじゃん、さっきぽっぽしてくれなかったんだから」
「根に持ってますね、」
「うん、でもいい。俺からする分にはいいんだもんね？恋人なんだから」
「え、いや、」
そう、私が言い終わる前に、
今度はおでこにぽっぽ。
さっき手を握っていた手は
いつの間にか私の腰に移動している。
そして待つことなく、
また頬にぽっぽ。
止める気は、なさそう。
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monaka12245(プロフ) - 読む専ペンギンさん» すみません、ありがとうございます！今確認したら外れてませんでした、確認不足です、改めてすみませんでした。また、何かあればご指摘頂ければ幸いです。 (2022年10月2日 12時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
読む専ペンギン(プロフ) - コメント失礼いたします。私がコメントしている時点ではまだ外れていません。再度お手数ですが解除してください。 (2022年10月2日 1時) (レス) id: 840b72c947 (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - 三月@ ? ?さん» ご指摘ありがとうございます！すみません、知識不足で外し損ねておりました。以後気をつけさせていただきます！ (2022年10月1日 12時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
三月@ ? ?(プロフ) - お、り、ふ、らたってますよ、違反なので消してください (2022年10月1日 11時) (レス) id: e9fcfd8598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年9月30日 20時
