episode4 ページ15
「やぁ、A！オッパとお酒飲も！」
「今、ですか？」
「そう！今から！明日休みじゃん？やっとAが20歳になったんだからオッパがお酒教えてあげるって！」
仕事が夕方と夜の間に終わった珍しい日。
しかも次の日は休みというレア度度合い。
シャワーを浴びて、
ゆっくりしようと思っていると、
目をキラキラとさせジフンオッパがそう声をかけてきた。
正直、お酒が嫌いな訳ではない。
飲んだこともあるけど、
弱すぎもしないし、
そういう、楽しい雰囲気は好き。
だから、今日も、
二つ返事で「いいですよ、」と言った。
でも、オッパ、
どんどんと私に飲ませようとしてくる。
少しでもコップが空けば、
飲みな飲みなと零れそうな程の量を注ぐ。
最初は、「自分のペースで飲ませてくださいよ」と言いながらある程度ゆっくり飲んでたんだけど、
しばらくすれば私も酔ってきて、
理性が緩まれば、
入れられればすぐにそれを口に運ぶようになった。
段々ふわふわしてきて、
コップを机に置くのも荒くなってくる。
でも、私は結構酔っているのに、
オッパは何故かそんなに酔ってる風ではない。
私より弱いはずなのに、なんで。
酔った頭で何でだろうと考えれば、
そういえば私はオッパにお酒をついでない。
自分でついでるとこも見てない気がするから、
もしかしたら、今オッパのコップに入っているお酒は1杯目なのかもしれない。
それって、すごくずるい気がして、
「オッパ！なんでオッパ飲んでないんですかぁ！」
と少し声を大きめに言えば、
オッパは少し眉を下げて、
「今日はAにお酒を教える日だからいいの」
と謎の理論で返された。
普段なら絶対納得しないんだけど、
その時もう既に私は少し酔ってたから、
「そっか、」と返すだけだった。
そのまま、どうでもいい話をしながら飲んでいると、
さらに頭がふわふわしてくる。
体は熱くて、よく分からなくなってきて、
遠くで「A、大丈夫？」と言うオッパの声が聞こえた。
ちなみに、
それが私の覚えてる最後の記憶。
次に目を覚ました時は、
次の日の朝で、
私は自分のベットの上で眠っていた。
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monaka12245(プロフ) - 読む専ペンギンさん» すみません、ありがとうございます！今確認したら外れてませんでした、確認不足です、改めてすみませんでした。また、何かあればご指摘頂ければ幸いです。 (2022年10月2日 12時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
読む専ペンギン(プロフ) - コメント失礼いたします。私がコメントしている時点ではまだ外れていません。再度お手数ですが解除してください。 (2022年10月2日 1時) (レス) id: 840b72c947 (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - 三月@ ? ?さん» ご指摘ありがとうございます！すみません、知識不足で外し損ねておりました。以後気をつけさせていただきます！ (2022年10月1日 12時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
三月@ ? ?(プロフ) - お、り、ふ、らたってますよ、違反なので消してください (2022年10月1日 11時) (レス) id: e9fcfd8598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年9月30日 20時
