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『ヨシくん、』
『うん...ごめん』
『そうじゃなくて...、顔、』
『...顔？』
『顔、上げて？』
私の声を受けて、ゆっくりと顔を上げる。
なぜそんなことを言うのか、
不思議そうな顔をしながら、
瞳はまだ悲しそう。
そんな顔、させてごめん。
幸せにしてあげるって言ったのに。
ヨシくんが顔を上げた瞬間、
私は肩に掴まって背伸びをすると、
その頬にちゅっと口付けた。
『っ！』
『...ごめんね、ヨシくん』
『私にはこんなことしかできないから、』
『これで許してね？』
ヨシくんはこれまた女の子みたいにキスされた頬に片手をあてて、目を見開いて驚いた表情。
暫く固まったかのように止まって、
目をぱちくりさせたかと思えば、
そのまま項垂れるかのようにしゃがみ込んだ。
『えぇっ、どうしたの！』
『もー、Aー......』
『めっっちゃ好き...』
『急に？笑』
『ごめん、俺、ついっ』
『うん、もういいよ』
『もう...泣きそう俺...』
『泣かないで笑』
私も合わせてしゃがみ込む。
大の大人が2人、
道の端でしゃがみ込んで話をしてるなんて、
きっと変な光景だろうけど、
幸いにも他の人通りはない。
頭まで下げてお手本のように項垂れるヨシくんの頭をぽんぽんと撫でる。
うん、良かった。
顔、は見えないけどきっと、
もうあの悲しい目はしてない。
私が優しく頭を撫でていると、
今度はぱっと頭を上げる。
ほんとに泣きそうだったのか、
少し目がうるっとしていて、
光が反射して輝いて見えた。
『A、』
『うん？』
『俺、Aのことめっちゃ好き』
『うん、知ってる』
『Aも、俺のこと、好き？』
『もちろん、当たり前でしょ？』
その輝く瞳を私に向けて、
そう問うヨシくん。
当たり前じゃん。
こんなに優しくて、可愛くて、かっこいい人、
誰が嫌いになるの。
私にとってヨシくんは、
なくてはならない人。
他のメンバーもそうだけど、
いつの間にか私の中でどんどん存在が大きくなって、今ではかけがえのない宝物になった。
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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます！番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです！現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます！！ (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります！ (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です！ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年5月29日 21時
