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そこからはぶらぶらと歩き、ウィンドウショッピングをした。
そして、少し日が沈んできた頃に、予約していた少し高級なご飯屋さんに向かった。
お店は私が決めて、少し遅れながらもこっそり予約していたお祝いのケーキをサプライズで出したりして。
美味しそうにご飯を食べたり、サプライズケーキに嬉しそうにしたりしてるヨシくんを見て、私まで幸せな気持ちになった。
やっと、私がヨシくんを幸せにできたかな？
ずっと私が幸せを貰ってばっかだったから、
私のした事で嬉しそうなヨシくんを見ることが出来たのが私はすごく嬉しかった。
そしてたくさんお喋りをした後、お店を出た。
もうすっかり日は沈んで、道を歩く人も少なくなっていた。
相変わらずお店を出ればすぐに繋がれる手。
もうここまでくれば慣れっこで、
当たり前のようにぎゅっと握り返した。
静かになってきた道をゆっくりと歩く。
もう、そろそろだね。
お互いにしたいなって思ってたことは全部済んで、後は帰るだけ。
『ヨシくん』
『…ん？』
『タクシー、呼ぶ？』
『んー...』
『まだなんか行きたいとこある？』
『いや、そういう訳じゃないんやけど、』
『うん』
『もうちょっと2人でおりたいなぁって』
私を見るでもなくぼーっと前を向いたまま答えたヨシくん。
その目はなんだか寂しそうで。
さっきまであんなに嬉しそうだったのに、
そんなヨシくんを見て少し心が痛んだ。
『じゃあ少し歩こうか』
『宿舎の方に向かって歩いて、途中でタクシー拾お』
『うん』
零れたみたいにぽつんとそう言った。
ゆっくり、静かな道を2人で歩く。
まるで行くあてがないみたいに、
お互い何も言わず、
ただヨシくんの手の温もりだけを感じて。
寂しい、うん、そうなんだろうね。
ヨシくんの寂しそうなあの表情を見て、
心が痛んでるだけかなと思ってたけど違う。
私もこの楽しかった時間が終わっちゃうのが、
寂しいんだ。
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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます！番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです！現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます！！ (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります！ (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です！ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年5月29日 21時
