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『ほんとだ、すごい可愛い』
『やろ？めっちゃいい！』
『あ、ほら俺も！』
『そうだね』
そう言うと私ももう1つの箱を取りだす。
包装をほどき、箱を開ければ、
私のとは違ってシルバーのそれ。
こっちには[0422]と刻まれている。
『私の誕生日』
『ん？そやで、』
『これも同じ理由でしょ？』
『そう、Aが俺のものみたいやから』
『ヨシくん独占欲強い』
『うわっ、やめて、そういうこと言わんで！笑』
『なんで笑』
『恥ずかしいやん！笑』
『今日そればっかり笑』
ヨシくんは恥ずかしそうに顔を手で隠しながらそう言う。
見える耳は真っ赤で何とも分かりやすい。
やっぱり可愛いヨシくん。
オッパのはずなのに、弟みたい。
『ほら、もうええから！つけて！』
『待って、ヨシくん』
『ん？』
『高い』
『高い？』
『背』
『あぁ、…ふっ』
『なんで笑うの』
『いや、可愛ええなって笑』
『ねぇ、馬鹿にしてる？』
『ちゃうって笑』
手を伸ばしてから気づく。
あ、届かない。
別に低い方でもないけど高い方でもない私の背。
でも、180cm近いヨシくんにピアスをつけるにはあまりに高い。
そんな私を見て笑うヨシくん。
それを少し責めれば否定しながらも
また笑って少し屈んでくれる。
『うん、できた』
『どう？似合ってる？』
『うん、すごい』
『まじ！』
そう言うとすぐさまスマホを取り出して、
さっきの私と同じようにカメラで確認し始める。
『うわぁ、ほんまやー！めっちゃええ感じやん！』
『ありがとー！』
『え？』
『やって、Aのプレゼントやん！』
『あ、そっか』
ニコニコ笑顔で私にそう言う。
プレゼント貰ったのはお互い様なのに、
まるでヨシくんだけ貰ったみたいな顔してる。
ヨシくんはいい人の塊だなぁ、
見返りは求めず相手の幸せだけ願える人ってこういう人なんだな。
『私も』
『うん？』
『私もありがとう、ヨシくん』
『うん、いいえー！』
『ずっと、ずっとつけるね』
『まじ？めっちゃ嬉しい！』
言葉通り、ほんとに嬉しそう。
そのにこにこのまま、
今度は私に手を差し出すと、
『ほな行こか！』と一声かけて
私の手をぎゅっと握って歩き始めた。
ヨシくん、ありがとうね。
たくさんの幸せをくれて。
それに釣られるように私もにこっと笑った。
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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます！番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです！現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます！！ (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります！ (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です！ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年5月29日 21時
