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「うん、いいね、可愛い」

「でしょ!」

「じゃあ、これシルバーとピンクゴールド1つずつお願いします!」

「かしこまりました、刻印はどうなさいますか?」

「シルバーが0422で、ピンクゴールドが0515で!」

「承知しました、ご用意させていただきますので少々お待ちくださいませ」



私が可愛いと言うや否や、
即決で決めてしまったヨシくん。
その姿はなんだか嬉しそうで。

にしても、2つ?刻印?
もちろん私がプレゼントするんだから2つでも全然いいんだけど、
それよりも、その数字って、


『ヨシくん、2つ気に入ったの?』

『それに、その数字って、』

『いひ、気づいた?笑』

『シルバーが俺ので、ピンクゴールドがAの!』

『私の?』

『うん、おそろい!』


いたずらに成功した子供みたいに、
にこにこしながら言うヨシくん。

1つは私の分?
予想外の答えに呆気に取られる私。

そんな私を気にも留めず、
ヨシくんは手を伸ばしながら
「ばれんくて良かったぁ!」なんて呟いてる。


『だから今まで何も教えてくれなかったの?』

『そう!言ったら絶対私の分はいいよ!とか言うやん?』

『そりゃそうだよ、ヨシくんの誕生日プレゼントだもん』

『やろ?やから1人でこっそり探してた』

『1つは俺からのプレゼント』

『ほら、お互いの物をお互いがプレゼントするってなんか素敵やない?笑』


だなんて当たり前のように言う。

もう、私がヨシくんを幸せにするんだ!って
意気込んでたのに、私ばっかり幸せにしてもらってる気がしてならない。

だけど、やっぱ嬉しくて、
おそろいって聞いた時にもちろん両方私が払おうって思ってたのに、
ヨシくんの言葉を聞くと、
それも素敵だなって思っちゃう不思議。


『いいの?ほんとに』

『当たり前やん!』

『俺がおそろいにしたいんやから!』

『ありがとう、』

『いいえー?笑』


にこにこでそう答えてくれたヨシくん。
ヨシくんらしい言葉で、
心が暖かくなった。

ありがとうね、ヨシくん。
いつも、
私を大好きでいてくれて、
私に沢山幸せをくれて、

その気持ちを「ありがとう」に込めて伝えた。

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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます!番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです!現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます!! (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります! (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です!ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もなか | 作成日時:2022年5月29日 21時

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