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小さく笑いながら後ろから見てもご機嫌なのが伝わるヨシくんの背中に着いて、うちの宿舎より少し散らかっている廊下を進む。
『はいどーぞっ！』
またまたヨシくんはドアマンのようにリビングのドアを開けると、私にそう明るく声をかけた。
あまりに嬉しげで、そんなヨシくんを見てる私も自然と笑みが零れる。
『ありがと』
そう一言伝えてリビングに入る。
そこには間取りはうちの宿舎と同じはずなのに少し雰囲気の違うリビング。
部屋の端には脱ぎ捨てたかのようなパーカーが転がっていたり、あまり使用された形跡のないキッチンにはカップ麺がぽつんと置いてある。
何度も入ってるから慣れっこではあるけどなんとなく生活が予想出来て苦笑い。
どこで待とうかな、なんて思いながら周りを少し見渡す。
すると、斜め後ろから、
『A！』
とヨシくんから勢いよく声がかかる。
『ん？』
元気のいい声に反応して少し後ろにいたヨシくんの方へくるっと体を向ける。
するとそこには少し目を輝かせるように私を見つめるヨシくんが。
そして少し溜めて口を開いたかと思えば
『今日のマナカ、可愛ええな』
なんて言い出す。
いつも素直でピュアなヨシくん。
褒め言葉も想いもまっすぐ伝えてくれて、その言葉で温かい気持ちにしてくれる。
嬉しそうに言うヨシくんに私も小さく笑う。
あまり素直ではない自分。
見習わないといけないな、なんて思いながらも、少し意地悪心が浮かんでしまう。
『ふっ、今日の？笑』
なんて、素直になりきれない私の一言。
すると、分かりやすく焦って両手を振って全力否定。
『ちゃうちゃう！ちゃうで？』
『いつも！いつも可愛いねんけど、今日は特別って意味！』
慌てて否定するヨシくん。
なんだか汗が絵文字みたいに見えてしまいそうなほどの慌て具合に思わず笑ってしまう。
『あははっ、うん、分かってるよ笑』
笑いながらそう言うとヨシくんは安心したみたいで
『もーう、なんやー笑』
『慌てたやんー！』
なんて言ってる。
反応が女の子みたいに可愛いくてまた笑みがこぼれる。
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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます！番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです！現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます！！ (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります！ (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です！ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年5月29日 21時
