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episode1 ページ6

今日は久しぶりの休日。



カーテンから溢れ出る朝の光で目を覚まし、外からは鳥の鳴く声だけが聞こえる。




身体を起こすと大きな欠伸をして、伸ばせるだけ手足を伸ばす。



「んー…いい朝…。」




そう独り言を呟いてからのんびりとした足取りでリビングへ向かった。






「あれ…ジフンオッパ、」


「お、起きたの?おはよA」




私を見つけ、にこりと微笑みそう言うジフンオッパ。
リビングにはうちの宿舎で唯一早起きなジフンオッパが1人でキッチンに立っていた。




「オッパ、何してるんですか…?」




そう言いながらオッパの大きな背中に腕を回す。
近づくと香るオッパの香り。
変わらないその香りに心做しか安心する。




「んー?コーヒー作ってるの。Aもいる?」




オッパはこっちを向くことなく答える。




「どうしようかなぁ、ってジフンオッパコーヒー飲めないじゃないですか」



「ミルクと砂糖入れたら飲めるよ」




またこちらは見ず、さも当たり前のように答えるオッパに少し笑ってしまう。




「オッパそれってコーヒーなんですか?笑」



「コーヒーにミルクと砂糖入れただけなんだからそれはコーヒーだよ」




それはもうカフェオレですよ、って思いながら、その言葉を飲み込んでオッパの背中に頭を押し付けた。




「ふふっ、かわい、」




そう言うとオッパはくるりと身体を回転させ私の方へ向き直すとそのまま私の顔を両手で包み込んだ。




「…なんですか?」




まだ寝ぼけ眼な私は近くなったオッパの顔をぼーっと眺めたままそう言う。




「んーAがすごく可愛くて」



「なにそれ…笑」




あまりにニコニコしながらそう言うオッパにつられて私まで笑顔になってしまう。




「オッパがおはようのポッポしてあげようか?」




オッパは両手の親指で私の顔を少し撫でながら言う。




「いらないです、寝起きの肌は雑菌だらけなんですよ?」



「肌じゃないよ、ここ」




にやりと笑みを浮かべながらそう言うとオッパはさっきまで私の頬を撫でていた親指をそのまま唇に移動させた。




「やです、口のがもっと汚いじゃないですか」



「口じゃないよ、唇じゃん」




オッパは間髪入れず言う。
どれだけポッポがしたいんだこのオッパは。
そう思ってしまう程のしつこさに少し呆れてしまう。




「もーう、オッパ屁理屈じゃないですかぁ…」




思わずそう言うとオッパは笑いながら私の肩に顔を埋めた。

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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます!番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです!現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます!! (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります! (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です!ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もなか | 作成日時:2022年5月29日 21時

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