episode5 ページ30
「じゃあ、もう出ますね」
玄関までお見送りに来てくれたヒョンソクオッパとジフンオッパにそう告げる。
「うん、A楽しんでね」
「気をつけて行ってくるんだよ」
微笑みながら送ってくれるヒョンソクオッパと少し寂しそうなジフンオッパ。
そんな顔のジフンオッパを見てると少し可哀想になって、お土産買ってこなくちゃなと思う。
「はい！いってきます！」
そうできるだけ元気よく言い、ドアを開け外に出る。
ドアが閉まるギリギリまでこちらを見て、「いってらっしゃい」と手を振る2人を見てるとなんだか私まで少し寂しくなる。
全然永遠の別れでも何でもないのにな、そう思うのに、こんな気持ちになってる自分に少し呆れて笑った。
ジフンオッパの気持ちが写っちゃったな、こりゃ。
そうだ、それで間違いない、と一人納得して、それ以上考えるのをやめた。
せっかく楽しみにしてたヨシオッパとのお出かけだもん、楽しまないと。
そう心の中で呟いて、階の違うヨシオッパの宿舎へと向かった。
エレベーターを使って1つ上の階まで登る。
さっきまでいたところからどれだけゆっくりと歩いても5分とかからない待ち合わせ場所。
焦って咄嗟にこのお出かけの話をしてしまったせいで、約束の時間よりも随分と早く着いてしまった。
どうしようかな、
そう思いながらヨシオッパの宿舎のドアの前で少し立ちすくむ。
まだきっと準備出来てないよね？
今更戻る訳にもいかないし、
うん、ヨシオッパの宿舎で待たせてもらおう。
それしかない。
そう心に決めて、インターフォンを押す。
「……」
あれ？まだ誰も起きてない？
そんな時間だっけと思い腕時計を確認。
時計が指すのは11:30過ぎ。
朝に強いヒョンソクオッパがうちの宿舎に遊びに来てるにしろ流石に誰かは起きてる時間。
どうしたんだろ…。
そう思いながら、もう一度インターフォンのボタンに手を伸ばした時、
ガチャッ
『ごめん！気づくん遅なった！』
勢いよくドアが開き、
ドアが開くや否や聞こえる日本語。
少し焦りながらこちらに顔を出して、色落ちしてオレンジになりつつある髪をサラッと揺らした。
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monaka12245(プロフ) - あうさん» ありがとうございます！番外編の方も見ていただけてすごく嬉しいです！現在続編を書いているところです。1つエピソード書き終えた所で上げようと思っておりますので、読んでいただければ幸いです。 (2022年10月2日 14時) (
レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
あう(プロフ) - わああとてもすきです、、、番外編もとってもよかったです泣 全然ゆっくりでも大丈夫なので、気長に更新まってます！！ (2022年10月2日 1時) (レス) id: 6ba6c9a15c (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - ao_314さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！もっと素敵にメンバー達を書けるよう頑張ります！ (2022年9月20日 20時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヨシくんが可愛いしカッコいいしで最高です！ありがとうございます笑 (2022年9月20日 14時) (レス) @page44 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年5月29日 21時
