魔界の主役達にアレコレしてみたいしされてみたい【男主】

⇧ｵﾏｹ ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝ／rb ページ27

⇧ｵﾏｹ バレンタイン／rb

『…んふふ』


俺はロボロから渡されたチョコの入った袋を両手で持ちながら廊下を歩いていた。
まだ頬が赤くなっている気がする。
まさかロボロからチョコを貰えるとは思っていなかったし，何より手作り…手作りですよ…！！
感動を噛み締めながら幸せを噛みしめていると


「あー！！A君！！」


耳をつんざくような大きな声が背後から聞こえてきた。俺は思わずよろけ，持っていた袋を
落としそうになる。大体こんな大声を出す奴は決まっているし知っている。
振り返ると既に至近距離にぺいんとがさんが立っていた。相変わらず声量がバグってるなぁ
あはは…と微笑する俺を気にせずぺいんとは目を輝かせていた。


「ね，ね！ロボロからチョコ貰った！？貰った！？」
『えっ，ぁっ，はい…貰いましたけど…』
「そっか！てかそれさぁ，凄いだろ！！」
『…はぁ』


俺が貰ったと照れくさそうに言えば，ぺいんとさんは鼻高々に胸を張った。
いやあんたが作ったんじゃないだろ。


「そのチョコさ，昨日の夜ロボロすっげぇ頑張って作ってたんだよ！」
『…は，はぇ』


俺は思わず腑抜けた声を出した。


「ていうかさ，ずっと前からどんなの送るか〜とか頑張っててさ，あいつラッピングとか
　チョコの形とか何から何まで一生懸命になってさ！だから俺も絶対A君に
　喜んで欲しいなぁって思って！」
『…………』


俺は呆然としていた，まさか自分の為にロボロがそこまでしてくれていたなんて
思っていなかったからだ。


「も〜本当俺の自慢のお「兄さん！！！！！」ｵｸﾞﾌｯ」
『うおっｯ』

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