ゆらゆら (ページ10)

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ten　大橋side ページ10

最初に見た時からAちゃんはめちゃめちゃ剥がしやすそうな猫被ってるなぁとは思ってたけど、

こんなに簡単に剥がれるとは思わんかったわ

大橋「お疲れ様ぁ、もう限界？」

A「いや、、和也くん体力ありすぎでしょ。。」

大橋「Aちゃんが体力ないだけちゃう？俺シャワー浴びてくるけど、一緒に行く？笑」

A「こんなドSとは思わなかったんだけど・・・」

大橋「たまにはこういう男一人くらいおってもええやろ？Aちゃんブラザーズの一員に入れてな！笑」

A「なにそれ！そんなんないわ笑はよシャワー浴びといでや笑」

大橋「はいはーい」

俺もそれなりに女性経験はある。保育士やからそんなに派手にやってたらバレたら困るしあかんけど、、学生の時は割とやんちゃしてた方やと思う。

でもそのせいでほんまに好きになってもそういう距離の詰め方しかできひんようになってもうて

Aちゃんも最初に見た時から可愛いなぁ、、あ、俺一目惚れしたわって思ったんやけど、うまく距離詰める方法なんか知らへんから

思わず強いお酒にすり替えて、ホテルまで連れてきてしもた。

大橋「やっぱ俺は正しい恋愛なんてできへんねんな・・」

Aちゃん、可愛かったなぁ、、きっとAちゃんも俺と同じ部類やと思う。

そんな二人が結ばれることなんて、まずない。

でも体の関係っていうのはめちゃくちゃ楽なもんで、一回結んでしまえば割とやめづらいし、なんだかんだ会うっていうのが繰り返される。

依存されるとちょっと厄介な時もあるけど、Aちゃんなら依存してくれた方がこっちとしては嬉しいんやけど・・笑

こんな始まり方で人は人を好きになることなんてないってわかってるねんけどな、、でもやっぱり期待してしまうねん。

俺のものにならへんかなぁって

俺にはこんな不器用な恋しかできへんねん。