forty-two ページ42
A「恭平くん…ごめん。
わたし、恭平くんとは付き合えない。」
高橋「・・・・やっぱりそうっすか…
でも、ちゃんと考えてくれたのがよくわかりました、、
ありがとうございました」
そういった恭平くんの目から涙がこぼれ落ちた。
高橋「でも、、俺Aさんのこと大好きっす。」
A「・・・うん。ありがとう。
でもその気持ちには応えられない。」
高橋「・・俺、今まで割とモテてた人生でした。
自分から好きになることなんてなかったし、色んな人から告白されてきました。
でも、俺が好きやって思って自分から告白したんはAさんが初めてです。
こんなに一緒におって楽しい人なんて今までおらんかったし、
それなりの女性経験は持ってきたけど、ほんまにAさんと一緒におりたいって思ったんです。」
A「・・・私もさ、恭平くんと似たようなものだったのかもしれん。
今までいろんな人と関係持ってきたけど何にも楽しくなかったし、
どれだけ男の人と一緒にいても寂しさなんて何にも満たされなかった。
でも、恭平くんと毎週デートして、あぁこうやって誰かと一緒にご飯を食べたり、一緒に買い物したり、そういう時間が大事なんだなって気づいた。
恭平くんのおかげでそう気づけたよ。
でも恭平くんが一緒にいるべきは私じゃない。」
高橋「・・・それはなんでですか？」
A「私は恭平くんみたいに若い子とはやっぱり、、、その、恋愛対象としては見れなかった。
ごめんね。」
高橋「・・・・わかった。
Aさんのことは諦めます。ちゃんと、、
やから俺のこと、今日だけでいいから、男として見てくれへん？」
そういうと恭平くんは私の横にきて抱き寄せた。
高橋「・・・あかん？
俺じゃAさんの相手にはならへん？」
A「・・そんなことはないけど・・・」
高橋「・・・今日だけは、お願い。俺のこと好きって言って」
A「・・・・恭平くん。。好きだよ。」
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作者名：nearly | 作成日時：2021年12月12日 9時
