ゆらゆら (ページ30)

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thirty　西畑side ページ30

結局俺は真依ちゃんのことを幸せにしてあげることはできひんかった。

真依ちゃんはいつまででも待つよって言うてくれた。

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真依「どうしても、、、別れないとダメ？私のこと嫌い？」

西畑「嫌いやないねん、、けど、好きに、、なられへんかった。ほんまにごめん。俺が全部悪い。」

真依「私が家来てって誘ったりしたんがよくなかった？プレッシャーになったよね、、」

西畑「ちゃうねん。ほんまに真依ちゃんはなんも悪くないから」

真依「・・・・・じゃあ一つだけ教えてほしい。」

西畑「どうしたん？」

真依「Aとは本当にただの幼馴染？」

西畑「急にどうしたん、幼馴染やで。」

真依「大吾くん、Aの話してる時だけは楽しそうだったから、ただの幼馴染じゃないんじゃないかなって思ったんだけど・・気のせいかな」

西畑「・・・・そうか、、」

真依「ごめん、、私の思い過ごしだよね」

西畑「・・・・

思い過ごしやないで。Aと俺は確かに付き合ってた。」

真依「・・・・え？」

西畑「でも俺ら二人ともなかったことにしてる。それくらい上手くいかんかった。」

真依「どういうこと？」

西畑「ごめん、それ以上は言われへん。俺もAももう忘れたことやから。」

真依「・・・・・結局、大吾くんの頭の中にはAしかないんだね。」

西畑「え？」

真依「過去にどんなことがあったのか知らないけど、結局その時のことが忘れられてないってことでしょ？

AはAで男の人に色目ばっかり使って、手当たり次第に関係持って」

西畑「真依ちゃん、」

真依「私みたいに真面目に人を好きになっても、結局美人で男ウケするAが全部持っていっちゃうんだよ。」

西畑「・・・・お前に、

お前にAの何がわかんねん。」

俺は咄嗟にそう言ってその場を去った。

俺が全部悪いのにこんな別れ方までしてもうて。ほんまに情けない。