twenty-five ページ25
昨日は和也の家に泊まって、名残惜しく思いながらも夕方には自分の家に帰った。
昨日の和也はいつもと様子が違って、何かに怯えてるみたいやった。
昔の自分を見ているようで、取り繕う言葉をたくさん発してしまった。あかんなって思いながらも、自分も和也を離したくなかった。
和也とご飯を食べながら、きっと和也はいい彼女をもてばいい彼氏になるんだろうなって思った。
きっと私たちの最初があんな始まり方じゃなかったらこうはならなかったやろうなぁと思うし、もしちゃんと進められてたらきっといいカップルになっていたような気がする。
一度軌道を外した恋愛は元に戻すのが死ぬほど難しい。「恋ってむずいな、、」
とにかく今は部屋片付けんと・・・恭平くんが家に来たいって言った真意は分からんけど、とにかく片付けて、、それから変なことしそうな雰囲気にならないように・・・
いつの間にか寝てしまってたみたいで、起きたらもう朝で、急いで支度して、何とか片付けも終わらせて、待ち合わせの駅へと向かった。
A「恭平くんごめん！お待たせ！！」
高橋「そんな待ってないっすよ！行きましょ！！」
神戸までの道のりはあっという間で、ただ恭平くんもこのあと家に行くって思ってるからかそわそわしていて、
高橋「今日はパンケーキっすよ！なんかお食事的なやつと甘い系のやつとあるらしいっす！」
A「恭平くんは甘い系とお食事系どっちが好き？」
高橋「んーお食事系にしようかな」
A「じゃあ私甘い系にするから、交換こしよっか！」
お店に着くと、まだ早い時間だったからかあんまりお客さんがいなくて、お店にはちらほらカップルがいるだけだった
A「やっぱ二人でカフェ巡ると周りからカップルに見えるのかなぁ？」
高橋「・・多分そうちゃいますか」
恭平くんの返事が思ったよりそっけなくて嫌だったかなぁとか思ってすぐ話題を変えたけど・・
A「じゃあ私のやつ半分あげる！」
高橋「俺のも半分どうぞ！」
食べ終わってから恭平くんがモジモジしてたから
A「どうする？すぐうち来てもいいけど、まだ時間早いし、ちょっとぶらぶらしてからお買い物して帰ろっか」
高橋「あ、、、はい！」
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作者名：nearly | 作成日時：2021年12月12日 9時
