トレビアンな俺と踊り… ページ9
フ「は〜い、次はフランスお兄さんだよ〜! Aちゃん、 voulez-vous danser？」
『Ｊ‘aimerais bien !』
さっきと同じように踊る。流石社交界の国というべきか、とても踊りやすい。イギリスのときとはまた違った感覚で踊れる。なんでだろう。
フ「…あれからスペインとちゃんと話はできた?何か動きは?」
何か動きはって…言い方よ。刑事ドラマの張り込みじゃあるまいし…笑
『何もないよ。あっという間に今日になっちゃった』
フ「そっか…。でも気持ちっていうか受け止め方は変わっただろう?」
『お陰様で心臓が持ちませんとも。 スペインの言動をしっかり受け止め始めたらもうドキドキの連続で…。 とんでもない人を好きになっちゃったよ、私』
フ「でも後悔はしてないだろう?」
『もちろん! 推しという言い方はするけど元から一種の好きって感情はあったし、非現実的な状況下で恋に落ちたんだもん。みんなと知り合えたこともだけど、奇跡は起きるんだな〜って思う』
フ「もしかしたらスペインは運命の相手なのかもよ?」
『だとしたら嬉しいな。…それも夢みたいな話だけど』
ひょんなことがきっかけで素敵な経験をしてる。何度思い返しても信じられない。
フ「そう言えばポルトガルとはいつの間に仲良くなったの? 会議に来たときは話してなかったよね」
『うん。でもちょくちょく不法侵入されてるんだよね〜。スペインが会議から返って来たと思ったらポルさんだったり、スペインと出かけた先でばったり会ったり、オーストリアさんの家から帰って３人でシエスタしてたらいつのまにか入ってきたり…』
フ「そんなことがあったの…大変だったね」
『本当にそう! しかも何故か毎回何かしらの形で距離が近いの。スペインとは別の意味で心臓に悪い…』
フ「(なんかスペインも似たようなこと言ってたような…) 何かされたの?」
『至近距離で見つめられたり、抱き寄せられることもそれなりにあったり…まぁ腕とか手首とはいえキスされたときは本当にびっくりしたなぁ』
フ「!! それ本当なの?!」
『う、うん…何そんなに驚いてるの? ポルトガル人の感謝の伝え方らしいけど…。 フランスもラテンなんだし、キスを使った表現は色々あるでしょ?』
何をそんなに驚いてるんだろう。てか絶対に踊りながらする話じゃないよね、これ!
…けどまぁいいか、今まで話を聞いてもらったり相談に乗ってもらってたことだしね。
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです！！！！体調に気をつけて更新頑張ってくださいね！ (2022年9月15日 19時) (
レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください！ (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ａｍｉｅ | 作成日時：2022年8月31日 23時
