パブらずにGO! ページ8
日「確かにいつもとは様子が違うように見えます。 きっと紳士としてのプライドが許さず抜けきれないのでしょう、ここは舞踏会ですから…」
その場によって抑えが効くならいつも気を張ろうよ…。パブらずに済むならそれが一番なんだから! あの裸ウェイターになったときのカオスぶりと言ったら…。いや、せっかくだし実際に見てみたいような見たくないような…。でも見たら最後、せっかくの舞踏会がその雰囲気を楽しめなくなるよね、きっと。うーん複雑。
ｲｷﾞ「とにかく! トップバッターは俺だ! A、Shall we dance? 」
『I’d love to!!』
イギリスの手を取ってホールの中央へ向かい立つと演奏が始まった。
ゆったりとしたワルツに合わせて足を運び、回る。ヒールはそれなりに高いけど、今のところミスはしてない。
ｲｷﾞ「…意外にちゃんと踊れるんだな…」
『まぁね! オーストリアさんにきっちり教え込まれたから()』
慣れて覚えるまで何回「お馬鹿さんが!」と言われたことか…うぅ、思い出しただけで気が遠くなるよ。
ｲｷﾞ「そ、そうか…大変だったんだな、お前も」
『お前”も”? イギリスは踊り慣れてるはずでしょ? どう大変な目にあったのさ』
ｲｷﾞ「…スペインのやつの練習相手になってやったんだよ、あいつも踊れなかったからな…会議後にフランスと付きっきりで教えてやったんだ。あのトマト野郎、何回も足踏みやがって……」
そう言えばポルさんに初めて会った日、スペインの帰り遅かったような…。なんだ、そういう事だったのね。
『でも意外だな〜。２人は仲悪いんじゃないの? 海賊時代の因縁的なやつで』
ｲｷﾞ「それはそうなんだが…鈍感にもほどがあるっつうか…。見ててじれったかったんだよ! そうでもなきゃ俺がフランスと手を組んでスペインなんかにアドバイスやる訳ないだろ!!」
『そんなこと言って〜。なんだかんだで優しいよね、イギリスって』
ｲｷﾞ「ほっ褒めても何も出てこねぇぞ…馬鹿//」
はい、ツンデレと馬鹿頂きました〜。
ｲｷﾞ「で? お前の中で答えは出たのかよ」
『…うん』
ｲｷﾞ「そうか…後悔だけはすんなよ」
『うん…。イギリス、Thank you for making me notice an important thing』
ｲｷﾞ「!!…My pleasure」
ちょうど言いたかったことが伝えられたとき１曲目が終わった。一礼するとすぐに次の相手へと移る。
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです！！！！体調に気をつけて更新頑張ってくださいね！ (2022年9月15日 19時) (
レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください！ (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ａｍｉｅ | 作成日時：2022年8月31日 23時
