祖国のカメラ裁き ページ7
『…スペインもその服似合ってるね! 赤色なのがスペインらしくてかっこいいよ』
帽子は被ってないものの、姿は海賊時代を思い出させる。髪の毛…はエクステかな?括ってるリボンがおしゃれだ。
ス「Aちゃんに言われると照れてまうわ…おおきに// 」
はにかみながら視線をそらした。動作が可愛い…っ! 何なのかな…さっきはかっこよさでドキドキさせてくるし、今度は可愛いし…。鼓動が忙しいよ。
カシャッ! パシャッ!
日「お2人とも、(恋してる)良い表情をしてますね。せっかくなのでツーショットを…」
いつの間にいたの?! 既にシャッターを覗いてスタンバイしてる祖国が面白くて、顔を見合わせて笑った。
ス「ほな1枚お願いするわ!」
カメラに向かうとポーズを取る間もなく連写が始まった。…変なスイッチ入ってない?
ポル「あ、ずるいで。俺とAのツーショットも撮ってや〜」
ス「あっ…ちょっ何すんねん!」
ポルさんに抱き寄せられたかと思いきやスペインに負けじと腕を引かれた。途端にシャッター音が早くなる。そんなに連写して大丈夫なの?
日「(これが俗にいう三角関係というやつですね…!)あぁ、とても良い写真が撮れました」
『そ、それは良かったです…(何か含みのある言い方だな…)』
イギ「あ、こんな所にいたのかA! そろそろダンスが始まるから迎えに来てやったぜ!」
フ「やれやれ…“来てやった”なんて台詞、英国紳士が使う言葉じゃないねぇ。誘うところからがエスコートの始まりだというのに…」
確かに紳士がそんな言葉遣いするとは思えない。 そして何か少し顔が赤いような…。
『…もしかしてお酒飲んだ? 少し酔いが回ってるのかな?』
ポル「あーそういやさっきスコーンのこと言われてやけ飲みしとった気ぃするわ…」
『見てたなら止めてよ! この人お酒入ったらまずいんだから…!』
ポル「まぁええやん。やけ飲みしたに関わらず、そのまずい状況にはなってへんし」
手をパンと鳴らしにっこりと微笑む。この後どうなっても知らないからね!
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時