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不安 ページ34

外は暗くなり夕飯を食べ終えた頃。ふいにポルトガルが不安を口に出した。

ポル「…流石に遅ない?」

ス「せやな…何しとるんやろ…」

 まさか迷ってるん?…いやその可能性は低いか。俺の知る限り家の近くまで来たら迷わず帰ってこれるし、観光した場所付近に居るなら大丈夫なはずや。

 まだ連れて行ったことのない場所に行ったんなら話は変わってくるけど、オーストリアの家とかフランスの家に行ったくらいやのに迷うやろか…。

 電話もしてこんし、今Aがどういう状況にいるんかすら分からんわ…。

ス「…もう10時か。ロマーノ、今日はもう寝とき?」

ロマ「Aが帰ってくるまで待つって決めたからまだ寝てやんね」

ス「そうは言うても瞼は重そうやで?」

 さっきからロマーノは寝ては起きてを繰り返しとる。

ポル「ロマーノ、心配なのは分かっとうよ。でもAは眠いのを我慢してまで待っとるって知ったら悲しむと思うわ。…朝起きたときに元気な姿を見せてやった方が喜ぶで」

ス「ポルトガルの言う通りや。後は親分に任せてもう寝とき?」

 しばらく考え込んでロマーノは席を立った。

ロマ「…おやすみだぞコノヤロー…」

ス「おやすみ〜」

 ロマーノの気配が完全になくなったのを確認したし、そろそろ動くか。

ス「取り敢えず色んなやつに声かけて情報収集しよか」

ポル「せやな。俺らだけやと限界っちゅーもんがあるし」

 ポルトガルと協力してAと交流があったやつら電話して見かけてないか聞いて回った。
 
 全員が驚いとったし誰も姿を見とらんらしい。見かけたら連絡してくれるよう頼んだけど…。

ス「…俺1回外探してくるわ。ポルトガルは念の為ここで待っててくれへん?」

ポル「ええよ。気ぃ付けてな」

 …探す場所は沢山ある。正直1人でやるのは厳しいと思うけど、俺がやらなあかん。

ス「A待っとってな…すぐ見つけたるで!」



















ポル「…ほんまにここら辺に居るならええけどな。
  最悪Aはもうここには居らんかもしれん…。
  もしそれが事実やったらあいつは受け入れられるんやろか……」

受け入れ難い現実→←異変



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設定タグ:ヘタリア , スペイン , 異次元トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時

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