次元を超えた恋は運命でした

世界会議 ページ32

今日の会議は遅刻せんとちゃんと来れた。

　少し張り切っとるんやけど、それは俺にとって重要な議題が話し合われるからや。

オ「では次は私から議題を私から…。オリーブ畑が多いので規制してはどうかと…」

　来たで…! オリーブのために戦うんや!!

ス「ちょっと待ったってや! 俺には死活問題になってまうやん…!」

　全体で多すぎるとしても、規制されたら俺の財政がピンチやわ。

ス「せや! もうすぐお昼やし、俺がオリーブ使った美味しい料理で説得したるわ!!」

　 …今頃家でAとロマーノもお昼食べとるかな〜。何食べとるんやろ。

ﾎﾟﾙ「…ほい」

ス「あっ…ポルトガルお前何すんねん!」

ﾎﾟﾙ「このままお前だけに作らせっとったらオリーブオイルまみれの料理ができそうやから、
　 俺の家のスパイス入れてマシにしたろう思ってな〜」

　せっかくオリーブの良さを広めて規制せれんようする作戦やったのに…。

　まぁえわ、他にもアピール方法は色々あるし。

ス「所でそのスパイス、オリーブオイルに合うん?」

ﾎﾟﾙ「多分な」

ス「……………」





　料理は美味しくできたからええけど、肝心なオリーブはあかんかったわ…。

ス「やっぱオリーブオイルジュースで行かなあかんかったかなぁ」

ﾎﾟﾙ「いや結果は変わらんやろ…てかそれはジュースやないし」

　飲みやすくて美味しいやんか…爽やかやし! この良さ何で伝わらんかなぁ。

ス「あぁ…早よ家に帰ってシエスタしよ。朝早う起きたから眠いわぁ…」

　頑張って最後まで起きとったし、ぐっすり寝れそうやわ。

日「あ、スペインさん待ってください。お渡ししたいものが……」

ス「ん?……何なんこの封筒?」

日「写真ですよ。これまで撮ったものを現像したのですが、何枚かAさんが写っているものがあるのでお渡しします」

ス「そう言えば何回か撮ってもらったことあったな。ありがとう!」

　家に帰ったらAと一緒に見なあかんな!



ﾎﾟﾙ「最近Aは元気にしとう?」

ス「元気やで! 昨日は楽しくスペイン観光したし、夜は美味しいサルモレホ作ってくれたんやで!」

ﾎﾟﾙ「へぇ〜。じゃあ次はポルトガル観光とポルトガル料理講座やな。俺に任しとき」

ス「お前なぁ……てか何で一緒に帰っとるん?」

ﾎﾟﾙ「ええやんか別に。家隣やし、久しぶりに遊びに行くわ」

　…会議終わった後くらい寛がせてほしいんやけど…。まぁええか。

　Aポルトガルに会えて喜ぶやろ。

異変→←観光が終わって・・・

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