バルセロナ観光2 ページ30
『あ〜びっくりした! 一瞬なんのホラーかと思ったわ』
近づいたところで急に動きだすのはダメだと思うなー。
ス「ああいう動きで人を脅かす大道芸人も居れば、ショーを始める人も居って楽しいやろ?」
『楽しいけどさぁ…心臓に悪いよ』
ロマ「Aが驚いて後退ったときの動き、面白かったぞ…!」
お腹を押さえて笑いをこらえるかのように言うロマーノ。
なにさ…自分だって私と一緒に近づいたかと思いきや動き出したの大道芸人に驚いて、ダッシュでトーニョの後ろに隠れたくせに(笑)
ロマ「おいA!あそこ…今度は右端に像があるぞ」
ニヤニヤして…また私の驚いた反応を見ようとしてる?
『本当だ〜。ロマーノ、行っといで。写真撮ってあげるから』
ロマ「っやっぱり結構です…はい…この野郎…」
へぇ〜。確かこのセリフ、ベルギーにキスをせがんだときに言ってたような気がするけど、今回は顔赤くないし、寧ろ青い。え…人間てわかってて尚怖いの?
『まさかトラウマになっちゃった…?』
ロマ「…そんな訳な 『あ、動いた』…っ『…トーニョが』 おい! 俺様をからかうな!」
『えー可愛いから無理』
ロマ「こんちくしょうめ…! 」
ス「まあまあ、俺からしたら2人とも可愛ええし楽園やんなぁ!」
…トーニョ、なんか違う……。
『あ、絵描きさんだ! せっかくだから描いてもらおうよ!』
ス「ええやん! ロマーノ、動いたらあかんよ」
ロマ「ふん! かっこよく描けよ?」
私がトーニョに寄り添い、前にロマーノ。…家族の肖像画みたいでいいな、こういうの。
できた絵を受け取り、お金を払って通りを後にする。
ス「どうやった? これがバルセロナやで!」
『楽しかった! 案内ありがとうね!』
ロマ「俺様疲れたぞ……」
あ、ロマーノ寝そう…。
ス「…よっと…。ロマーノ、寝ててええで?」
『既に寝てる(笑) 可愛いなぁ』
トーニョにおんぶされた途端ロマーノの瞼が落ちた。
沢山歩いたもんね…お疲様。
『帰ったらこの絵を額縁に入れて飾らなきゃね! どこかにある?』
ス「どうやろ…あったようななかったような…」
『どっち(笑) あ、でも色紙に描いてあるからこのままでもいいのか』
リビングに飾ろうっと!
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時