形勢逆転は倍返しで ページ27
あの手この手で何とか聞き出そうとしたけどはぐらかされ一方で結局聞けなかった。…色々って表現されると詳しく知りたくなっちゃうのに…。
ス「どう聞かれても答えへんからな!恥ずかしいし…/////////////////」
『はいはい、分かりましたよ〜もう聞きませーん(笑)』
気付けばトーニョは顔を真っ赤にしていた。…今までに見たことないくらい真っ赤なのが面白い。
どこにそんな赤くなる要素があったのかわからないけど、これはあの台詞を言う所だね。
『…トーニョの顔、トマトみたい(笑)』
ス「え、そうなん?」
ロマ「完熟トマトみてーな顔してるぞコノヤロー」
呆気にとられた顔もまた面白くて声に出して笑ってしまった。いつもとは逆のパターンだけど案外楽しい。それにトーニョの反応も照れた顔も可愛くてもっといじりたくなる。
『うわぁ、美味しそうなトマト!いただきまーす』
ス「っ?!?!?///」
…時には大胆になってもいいよね?まぁ頬にキスしただけだけど、今まで私からしたことがなかったからきっと成功だ。
『どう?びっくりしたでしょ〜!偶にはこういうのもあr…』
座っていた椅子の背もたれに全体重がかかったのか少し軋む音がした。後頭部にトーニョの左手、顎に右手と私が逃げることは許されなかった。ロマーノが見てるのに…!
苦しくなってトーニョの胸を軽く叩くまで長くキスは続いた。
ス「……Aがこんな可愛えことしてくるなんてなぁ…覚悟はできとるってことやろ…?」
『っ……///////』
耳元で囁かれ今度は私が赤面する番だ。…強すぎる…。
『…参りました…//』
ス「え、何言うとんの?楽しみは夜までお預けやで♪長い夜になりそうやなぁ」
雰囲気一転、急に機嫌よくなったトーニョ。手元にはどんどん造花が作られていく。
本当に敵わない。意識しちゃうと緊張するけど幸せなことに変わりなはいよね。
ス「…ちょっとやりすぎてもうたかな……」
横で眠っとるAの髪を撫でる。…これが愛しいってことやろか。愛を囁きながら身体中に付けた沢山の赤い跡。特に鎖骨や首は噛みついてもうたけど…嫌やなかった?途中から理性も余裕も無くなる程愛と欲に溺れてもて…格好悪いやん…。
(でも名前)と出会わなかったら感じることは絶対無かった幸せや。Aのお陰で国としてやなくて1人の男として生きれるんや。Aが夢で見たように過ごせたらええなぁ…。
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時