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今この瞬間が… ページ23

『…これでよし! ロマーノ、ここ飛び込んでみて!』

ロマ「何言ってんだよA…せっかく集めた落ち葉がまた散らばるじゃねーか」

『いいからいいから! 楽しいよ〜ベッドみたいにふかふかだよ?』

 庭掃除中、山のように積もった落ち葉にダイブすることを楽しんでもらおうと思ってロマーノに声をかけた。ロマーノの大きさがきっと1番楽しめるサイズだと思うんだよね〜。

ロマ「…そもそもこの落ち葉の山、俺よりでかいじゃねーか。飛び込めって言われても無理だぞ」

『それなら問題ないよ! 私がロマーノを抱っこして…投げる!!』

ロマ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ボスっと音を立てて綺麗に突っ込んだ。…勢い着きすぎて地面に頭ぶつけてないよね…?

ロマ「…ぷはっ…何しやがるコノヤロー!」

『ごめんね〜怖かった?』

ロマ「ふんl いいからさっさと集めてもう1回だぞコノヤロー」

 よく見るとロマーノの目はキラキラしてる…お気に召したようで何よりです(笑)


ス「なんや面白いことしてるやん! 俺にもさせたって〜」

 遊び始めてしばらく、外出から帰ってきたトーニョも加わって3人でダイブし始めた。遊び疲れて今はシエスタ中。ロマーノはトーニョの膝に頭を乗せて、私は肩に寄りかかって、そしてトーニョは樹に背中を預けている。

 寝る前トーニョは「楽園やんな〜」って言ってたけど、それは同感。こういうのもいいよね、仲良し家族って感じで。

 私たちが普通の人間だったらどんなに良いだろう…なんて考えてもしょうがないけど、やっぱり憧れる。見た目が人間だからね(笑)…初めてヘタリアを知ったときは「国の擬人化か…面白いじゃん」って思ったけど、今はそれが恨めしい。

 神様の悪戯か気まぐれか…どういう訳か突然2次元で目覚めて恋をして結ばれた。感謝すべきか恨むべきか、トリップという不安定なこの状況にも関わらず幸せだと感じてしまう。













______元いた次元のことなんてもう思い出したくない______


――――――― 今のこの幸せな瞬間が永遠に続けばいいのに ―――――――






 



 

・・・・・・・・1→←萌え袖と彼シャツ



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設定タグ:ヘタリア , スペイン , 異次元トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時

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