次元を超えた恋は運命でした

それぞれの想い ページ16

『そ、そう…Gracias…///』

ス「っ!…ほんま可愛いすぎるやろ…!」

　ほんま何なん? はにかみながらスペイン語使うんは不意打ちすぎひん?///

　俺を探して迷っとったり、見つけたらこけそうになりながら駆け寄って来るし…。

　愛おしいってこんな感じなんかな? 勢いで衝動的に言うてまいそうになるわ。

『ス、スペイン…?/// 顔近いよ…?』

ス「え? す、すまん!…つい///」

　…ってあかんあかん。衝動的になった結果、このタイミングで渡そう思うとったネックレス先に渡してもうたんやから!

　もう決めたんや。タイミングは慎重に選ばなあかんな…へましてられへんわ。







　ついって何?!/// 無意識だったってこと? あれは…キスされそうな雰囲気に似てた…///

　今日はスペインも私も何か変だよ…/// まただ…さっきから続くこの甘い感じが止まらない。

　こんなスペイン、誰も知らないよね…私だけが知ってるのが嬉しい。独り占めしたくなっちゃう。

　って何考えてるんだろう、私/// けどそれくらいスペインのことが好きなんだと思う。

ス「なぁAちゃん、俺Aちゃんに伝えたことがあんねん…」

『え…/// なに?』

　この雰囲気で伝えたいことって…期待してもいいですか?///

　スペインは一旦私を離し正面に立った。そして跪き左手を取り言った。


ス「俺な、Aちゃんと居るとめっちゃ幸せなんや…隣で笑っとるAちゃんが愛おしくてたまらんねん。Aちゃんのこと俺が幸せにするさかい、ずっと俺の隣にいてくれへん?」

『それってつまり…///』

ス「大好きやで!…俺と付き合うてくれへん?//」

『喜んで!…大好きだよ…!』

　するとスペインは左薬指に唇を落とし笑顔で言った。

ス「絶対幸せにするで!」

『嬉しい!けどそれってなんか…その…プロポーズみたいじゃない?//』

ス「え、あかんの?」

『あかん訳ではないんだけど…』

　ヘタリアで言う結婚って私と同じ意味じゃないよね…。でも私は国じゃないし…あれ、この場合どうなるの?

ス「ならええやん! 深く考えんと一緒に居ることだけ考えとこうや」

『…それもそうだね!』

　丸め込まれちゃったんだけど…スペインらしくていいや笑

ス「せや…お願いがあるんやけど聞いてくれへん?」

『何?』

ス「俺のこと名前で呼んだって? …俺の人名、知っとるやろ?」
　
『アントーニョ…？』

ス「っ…////」

　口元を手で覆い横向いてる…照れてるの?…可愛い//

幸せな時間→←バルコニーにて

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