デレーノ(勝手に命名)可愛いなぁ ページ11
ロマ「おいA、笑顔が黒いぞ。ベッラにはそんな笑顔似合わねーよ」
そう言うとロマーノは小さな花を差し出してくれた。流石ラテン男子!
『カスミソウだ…! どうしたの、これ?』
ロマ「庭に咲いてたやつ摘んできた。あ、もちろん許可は取ったからな!」
ス「庭師のおっちゃんにな“気持ちを伝えたい奴がいるから1本摘んでいいか?”って聞いとったよ」
ロマ「あぁぁスペインコノヤロー、バラすんじゃねぇよ!!」
フ「え〜何なに〜? ロマーノったら〜!!」
イギ「おい髭、お前カスミソウの花言葉を知らねぇのかよ。お前が思ってるような意味じゃねえよ」
『花言葉…? ロマーノってロマンチストだね』
ロマ「べ、別に花を使うのはイタリア男子として普通だろ」
ス「それで? カスミソウの花言葉って何なん?」
するとロマーノは俯いちゃった。覗き込むと少し顔を赤くしてる。え、でも告白系じゃないよね?! じゃあなんで…?あ…そう言えば(ちび)ロマーノが赤面するシーンアニメであったな〜。確かあの時は………。
ロマ「…がとな」
『何? よく聞こえなかったからもう1回言ってくれる?』
ロマ「ぁ、ありがとなって言ったんだよコノヤロー!! Aのおかげで俺は今大人の姿で参加できてるし、掃除のやり方も教えてくれたからな!! 他にも色々世話してくれてるから、ほんの気持ちだ! 受け取れコノヤロー!!」
…すごい早口でまくし立てるかのように言ってどこかに行っちゃった…。ロマーノがデレた…。
『何それ…可愛いことするなぁ笑 でもどうしよう。これ持ったままだと踊れないし…』
ス「せやったら髪飾りにして頭に付けとけばええやん」
そう言ってスペインは私の髪の毛にカスミソウを差してくれた。その後目線を合わせて「うん、似合ってんで! 可愛ええなぁ」なんて言って微笑むから……/// 単純すぎるけど、やっぱり嬉しい。
ポル「………」
イギ「おい、ポルトガルどこ行くんだよ? そろそろ曲が終わるぜ。…次にAと踊るのお前だろ?」
ポル「ん〜まぁどこか適当。すぐ戻るし心配せんといてや〜」
その後ろ姿は何故か哀愁が漂っている様な気がした。
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時