一方その頃、ロマーノとイベリア眉毛は ページ2
イギ「ほあたっ!!」
ロマ「けほっけほっ…煙たいぞコノヤロー。ってあれ、声なんか低くねーか? それと目線が高い…」
ス「ロマ…お前…大人になってるやん! しかもかっこようなって!! あのちっこいのがなぁ…! 一時的とはいえ、成長したお前に会えて、親分嬉しいで!!」
ロマ「ちぎっ抱き着くなスペインコノヤロー! 俺に抱き着いていいのはベッラだけだ〜!!」
ポル「はぁ…こいつらはいつまでも変わらなさそうやね。イギリスお疲れさん」
イギ「ありがとうよポルトガル…。お前だけだよ俺に言葉をかけてくれたのは…!」
ちょ、泣かんでええやんか…まぁええわ。
俺とイギリス、スペインとロマーノはいち早く準備を終え、Aとフランスが来るのを会場の外で待っとうよ。扉を背にしとるんやけど、目の前に広がるのは立派な庭園や。
沢山の草花で埋め打尽くされ、街灯は明るすぎず月光と共に静かで神秘的な雰囲気を醸し出しとる。
ポル「ん〜、風も心地ええし気持を落ち着かせてくれるわ」
ス「へぇ〜お前でも落ち着かんことあるんやな。いつも余裕そうに見えるで意外やわ」
ポル「お前俺を何やと思っとう…」
…好きな人の着飾った姿を楽しみに思わん奴おらんやろ。そう口にしかけてやめた。
ポル「そういうお前はいつも通り元気やな。緊張してえんの?」
ス「せんわけなやろ…けどいつも通りでおらんとAちゃんが変に緊張してもうて楽しまれんかもしれへんやんか」
ほぉ…意外とこいつなりに考えてんねんな。
ス「ところでポルトガル、この前俺んち来てAちゃんに何したん?」
ポル「別に何もしてへんよ〜。…何なん急に」
俺が真剣な眼差しを向けるとスペインも同様の表情になる。
ス「こっちにはロマーノっちゅう優秀な子分がおるんや。ロマーノがAちゃんの様子がおかしいのに気付いて話聞いたらしいで」
ポル「…それを知ってお前はどう思ったん?」
ス「どうって…内容までは教えてもらえんかったでなぁ。…なんかモヤモヤするわ」
じゃあまだ俺がしたことは知らんのやな。
ス「ロマーノはポルトガルに宣戦布告されとる言うとったけど…それほんまなん?」
ポル「…やとしたら?」
ス「。俺は俺なりに頑張ったつもりやし…。何より一緒に過ごした時間は俺の方が多いんやで!!」
ポル「うわ、今のどや顔ばり腹立つ。…せや、ちょっとした賭けしようや」
ス「賭け…?」
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偉大なるベンザ様(プロフ) - 1から一気読みしちゃいましたw、この小説今まで読んだ中で一番好きです!!!!体調に気をつけて更新頑張ってくださいね! (2022年9月15日 19時) (レス) @page6 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
さばまる(プロフ) - 少し前に見つけたのですが面白くて読み切っちゃいました💦続き頑張ってください! (2022年9月9日 12時) (レス) id: 96293b007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Amie | 作成日時:2022年8月31日 23時