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甘味処を出た後、定食屋に連れて行ってもらい、夕飯をご馳走していただいた。こんなに長い時間一緒に過ごしたのは初めてで、でもその時間はあっという間に過ぎていく。
二人並んで歩く帰り道は、いつもと違って暗くて肌寒い。でも、隣に居るのが不死川さんだから身体が少し熱っていた。
「話してぇことがあんだ。もう少し時間あるかァ?」
「はい」
そこからはずっと無言だった。期待と不安が入り混じる。
暗くて隣の不死川さんの表情は伺えない。着いたのは小さな公園で、そこのベンチに座ったとき街灯に照らされて漸く不死川さんの表情が見えた。
綺麗な横顔。目尻から真っ直ぐ伸びるまつ毛が長くて、鼻筋がすっと通っている。額の傷ですら愛おしいと思ってしまった。やっぱり……私はこの人のことが好きだ………。
「もう半年以上も前になるけどよ、」
「…はい」
「あの時から、アンタの気持ちは変わってないかァ?」
あの時、それは私が不死川さんに失恋をした日のこと。変わるわけがない。変わることができなかった。むしろ、あの時よりも好きという気持ちは日に日に強くなってしまった。
あの日のことを思い出すと未だに胸が締め付けられて少しばかり辛い。
「変わっていません」
「あの時の返事を、取り消させてくれ」
「………え?」
前を見据えてた不死川さんが、身体ごとこっちを向いた。そのいつになく真剣な眼差しに応えるため、私もしっかり向かい合うように座り直す。
夜の公園の静寂の中、心の中の"期待"がどんどん膨らんでいき、自分の心臓の音だけが煩く鳴り響いている。
「一回しか言わねェ」
「……はい」
「俺もAが好きだ」
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もみじ(プロフ) - 覚悟を決めし者さん» 決めしちゃんありがとう!(;;)私はここではお話投稿しなくなるけど、相変わらず決めしちゃんのファンだし、これからも決めしちゃんのお話を読者として楽しみにしてるね^^才能に溢れた決めしちゃんが大好きでした!ビッグラヴ!!!! (2021年3月27日 19時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
覚悟を決めし者(プロフ) - 短い間だったけれど、仲良くしてくれてありがとう……!もみじちゃんと出会えてよかったです!!連投ごめん!!!!ビッグラヴ!!!!! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 37c69db3c0 (このIDを非表示/違反報告)
覚悟を決めし者(プロフ) - もみじちゃん……!!コメントが遅れて申し訳ない( ; ; )完結おめでとう!!!恋愛に鈍くて初心な不死川さんらしさが溢れた素敵な作品でした……!!もみじちゃんが占ツク卒業しちゃうの死ぬほど寂しいけど、ずっと応援してるからね!! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 37c69db3c0 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 蓮さん» 蓮ちゃんありがとうっ!もう蓮ちゃんに言いたいのは……ただただ大好き!!!!それだけ!!!!これからは蓮ファンクラブ代表として読み手にまわるね^^本当にありがとな!!! (2021年3月25日 16時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 古猫丸さん» わっ…まさか古猫丸様からコメントをいただけると思っておらず震えておりますっ。私には勿体ないお褒めのお言葉…本当に嬉しいです。ありがとうございます(;;)私、古猫丸様の書く煉獄さんがすっごく大好きなのでこれからも読みにいかせていただきますね^^ (2021年3月25日 16時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もみじ | 作成日時:2021年3月1日 19時