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28. ページ32

三ヶ月間の空白を埋めるように、今日は沢山お話をして、いつもより長い時間一緒に居た。気づくとあっという間に二時間以上もが経過していて。



「不死川さん、今日任務は…?」

「今日は非番だ」

「私もです」

「………」



もっと一緒にいたいな。
まだ、お話していたいな。


そんなこと言ったら、今度こそ嫌われて会ってくれなくなってしまうだろうか。



「そろそろ…帰りますか?」

「ん、行くかァ」

「はい」



帰り際、お婆ちゃんに小さな声で「仲直りできたのかい?」なんて聞かれて、へへへと笑って誤魔化すと、「かわいいやつらめ!」と小突かれた。

そして今日も例外なく、当たり前のように私の家の方向に足を進める不死川さん。



「降りそうだなァ」


見上げると空全体に雲が掛っていて、この季節のこの時間のわりに辺りが暗かった。


「ほんとですね……というかもう、ぽつぽつきてません?」

「……だな、早歩きできっか?」

「はい!」



雨足は段々と強まっていき、半ば駆け足状態の私たち。漸く私の家に着いた頃には、二人ともびっしょり濡れてしまっていた。



「大丈夫か?」

「はいっ、私は」

「早く中入れェ。風邪ひくぞ」

「でも不死川さんもかなり濡れちゃったから、」

「俺は走って帰るから気にすんな、ほら早く」


背中をとん、と押される。振り返るといつもふわふわの不死川さんの髪は雨のせいでへたっていて、羽織はぎゅっと絞れそうなほどに水滴を吸っているのが分かる。


「とりあえず、タオルをお貸ししますので…!あがってください!」

「はっ?!」


このままじゃ彼が風邪を引いてしまう。そう思って不死川さんの手首を掴み、無理矢理自宅の中へと引っ張っていった。

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もみじ(プロフ) - 覚悟を決めし者さん» 決めしちゃんありがとう!(;;)私はここではお話投稿しなくなるけど、相変わらず決めしちゃんのファンだし、これからも決めしちゃんのお話を読者として楽しみにしてるね^^才能に溢れた決めしちゃんが大好きでした!ビッグラヴ!!!! (2021年3月27日 19時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
覚悟を決めし者(プロフ) - 短い間だったけれど、仲良くしてくれてありがとう……!もみじちゃんと出会えてよかったです!!連投ごめん!!!!ビッグラヴ!!!!! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 37c69db3c0 (このIDを非表示/違反報告)
覚悟を決めし者(プロフ) - もみじちゃん……!!コメントが遅れて申し訳ない( ; ; )完結おめでとう!!!恋愛に鈍くて初心な不死川さんらしさが溢れた素敵な作品でした……!!もみじちゃんが占ツク卒業しちゃうの死ぬほど寂しいけど、ずっと応援してるからね!! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 37c69db3c0 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 蓮さん» 蓮ちゃんありがとうっ!もう蓮ちゃんに言いたいのは……ただただ大好き!!!!それだけ!!!!これからは蓮ファンクラブ代表として読み手にまわるね^^本当にありがとな!!! (2021年3月25日 16時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 古猫丸さん» わっ…まさか古猫丸様からコメントをいただけると思っておらず震えておりますっ。私には勿体ないお褒めのお言葉…本当に嬉しいです。ありがとうございます(;;)私、古猫丸様の書く煉獄さんがすっごく大好きなのでこれからも読みにいかせていただきますね^^ (2021年3月25日 16時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もみじ | 作成日時:2021年3月1日 19時

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