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『だから、お礼なんていらないのに〜』
美香さんが困ったように笑った。
やっと美香さんの笑顔が見れて、
心があったまるような感じがした。
『なぁに？ニヤニヤして〜』
えっやば！はっず！
「いやいや、何でもないよ。あ〜このオレンジジュース美味しいね！イタリアのオレンジジュースに似てる！」
ってごまかしてみたら、
美香さんの顔がちょっと赤くなった
「ん？なに？」
『あ、それ、祐希君がイタリアで飲んでたオレンジジュースに似てると思って…買ったの…。』
美香さんが上目遣いでちょっと顔赤くしてる
マサさんの上目遣いよりかわいいかも…
「え？そうなの？俺も買お〜。パッケージ写真撮って良い？」
『ふふ、いいよ。どうぞ。』
美香さんがくすくす笑う。
やっぱり美香さんが笑うと嬉しい。
「ねぇ美香さん。俺、やっぱり美香さんに会いたかったし、もう手紙とか理由なくなっちゃったけど、また美香さんに会いたいって思う。」
『祐希君・・・それは・・・』
ピンポーン！
『・・・っ、ピザ、来たね！』
「あっ！俺が出すから！」
『いいから！いいから！祐希君はお客さんなんだから！それにイタリアでのお礼もしたいし』
「まぁまぁ、いいからいいから」
お互いに相手を阻止しようとするけど、俺の方が手も足も長いから、先に玄関にたどり着く
「はーい」
玄関を開けると、ピザ屋じゃない人が立っていた。
さっき美香さんと揉めてた男・・・
男「チッ」
『も〜祐希君！私が・・・』
男「美香、まだ話し終わってないんだけど。」
何なのコイツ！
美香さんを俺の背中に隠して
「帰ってもらっていいっすか」とドアを閉めようとすると
男「俺は美香に話があんだよ」
ドアを掴まれた
男「美香！どうせコイツは親戚の子とかいうオチなんだろ？俺の話聞いてくれよ。」
『…５分だけ…。話は聞くけど、その代わりもう２度と私の前に現れないで。』
男「美香…。じゃ、そう言う訳だから、兄ちゃん席外してよ。」
男が俺に外へ出ろという仕草をする。
マジかよ。
美香さんを見たら、
『祐希君、中で待ってて…。』
「…。分かった…。なんかあったらすぐ呼んでよ？」
美香さんが静かに頷く。
俺は奥の部屋の壁の後ろに隠れた。
ゆっくり座ってなんかいられない。
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Kayokoyuki(プロフ) - このお話も好きすぎますハート 更新楽しみに待ってます！ (2021年7月21日 2時) (
レス) id: 2c9453d333 (このIDを非表示/違反報告)
Meets(プロフ) - M-Y8-14さん» ありがとうございます〜。今回は50話以内に終わらせるつもりです！どうぞお付き合いくださいませ！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: 97abf42110 (このIDを非表示/違反報告)
M-Y8-14(プロフ) - Meetsさんお帰りなさい★待ってました。また楽しませて頂きます♪ (2021年1月24日 21時) (レス) id: b8eee20f7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meets | 作成日時：2021年1月24日 1時
