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ガラっと扉が開き、先生が入ってくる
入学式の前に、連絡やら配布物やらがあるらしい
一人一人、名前を呼ばれて私の目の前の教壇に配布物を取りに来る
教室の右前から順番に
ちょうど真ん中の順番で受け取った私は、その配布物に目を落としながら、教室の左後ろの人に順番が進んでいくのを音で感じていた
もうそろそろ一番窓側の列も終わりかな
他の人の名前なんて、まともに聞こえてなかった
なのに、一人の名前だけ私の耳にははっきり響いた
「山田涼介」
やまだ りょうすけ
心臓が、とくんっと鳴るのがわかる
顔をあげると、
顔つきこそ大人びたけど、白い肌とか、力のある黒目とか、、
...やっぱり山田くんだ..!
ドキドキして、配布物を持つ手が少し震えるくらい
私には見向きもせずに席に戻っていく山田くんを、多分ずっと、目で追っていた
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mika(プロフ) - 有岡大貴さん» 有岡さん(о´∀`о)コメントありがとうございます!期待に添えるお話の書けるように頑張ります! (2018年4月23日 17時) (レス) id: f53b9b9cc3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡大貴 - おもしろいですよ!続きが気になります(^_-)-☆ (2018年4月23日 17時) (レス) id: 62b049ed6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mika | 作成日時:2018年4月12日 23時