オレンジベリーショコラ - Daiki. A＊Ryosuke. Y-

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木目調のテーブルに、カラフルなパステルカラーの椅子



山田「一人で来なくて良かったー..これは男一人じゃ入れないね」



A「うーん、そうだね、、笑」






二人、向かい合って座る







A「わーおいしそー..」


目の前に運ばれてきたケーキ





山田「わーまじうまそう。..写真撮って良い？」



ケーキにスマホを向ける山田くん



A「どぞ？」


写真に入らないように体を避ける






山田「え、なんでよ」



A「はい？」



山田「いや、写真。入ってよ。ほら、撮るよ？」



A「え、あ はい」




写真で困ると反射的にとりあえずピースをしてしまう私..
日本人だなぁ。




山田「やっぱ女の子とスイーツの組み合わせは良いよね。」



A「なにそれ、笑」



山田「ふふっじゃ、いただきまーす」



A「..いただきまーす」







.


山田「んーーまっ」


幸せそうにケーキを頬張る山田くん





A「んーーっ」


こちらも、爽やかなオレンジと濃厚なチーズが絶妙..！








山田「ねぇ、一口もらってい？」



A「いいよ？」



山田「やった」




私のケーキをフォークを伸ばすと共に、自分のケーキを私に差し出す



A「いただきます」





わーーーおいしい..！







二人して、うふふってしちゃう


しちゃうよ、これは。







.







パステルブルーのドアを出る



山田「えーまた来よ、めっちゃ美味しかった」



A「私もー。また来たい！」



山田「来るとき俺呼んで？ひとりじゃ入れねーから笑」


ちょっと困り眉で笑う




A「ふふ、わかった」




確定じゃないけど、
いつかの未来に予定ができた









山田「じゃぁ、今日はありがとね」



A「いや、こちらこそ、ごちそうさま！」



山田「また、学校で」



A「うん」







慣れないヒールの靴だったけど、

帰り道の足取りは、なんだか軽い気がした

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