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山田「おつかれ」



A「あっ山田くん、おつかれ」



帰り、校舎を出るところ




山田「今日の実習、Aちゃん上手ってすごい言われてたね」



A「うーん、、ありがたいことにね。」


ちょっと照れる




山田「そう、それで思い出したのよ。Aちゃんからバレンタインにもらったやつ、すごい美味しかったなーって。」



A「えっ...!!覚えてるの..!?」



あーやばい、多分私今顔赤くなってると思う..!



山田「ホワイトの生チョコの上にセミドライのイチゴが敷き詰められてたやつ!」




そうだ、
山田くんがイチゴ好きだって聞いて、お母さんにイチゴのセミドライの仕方習って..

一気に思い出が蘇る..帰り際に必死に呼び止めて渡したやつ..




A「山田くんに渡した人なんてたっくさんいただろうに、よく覚えてるね..!」



山田「意外と男は覚えてるもんよ?そーいうの。特に美味しかったやつはね。あれ見た目も綺麗だったからなー、俺感動しちゃったもん。」



A「あ..ありがとう。」


何年も経ってこんな話をするときが来るなんて。




山田「あ、そうだ。あのね、近くで美味しいケーキやさんのお店の情報を聞いたんだけど。」



A「え、どこどこ?近くなら今度行ってみたい」

スマホにメモろうと思ってバッグから取り出す






山田「あ..今度の日曜とか空いてない?」



A「..ん?」






どういうことだ?これは..



山田「もし良かったら一緒に行けないかなと思って..」



A「あ、えーっと..」





山田「なんか、調べたら内装がすごい可愛い感じみたいで、男一人で行くのはちょーっと勇気いるなーって思って..」




..あ、ああ..!そういう..!!!



A「う、うん、もちろん!良いよ!」



山田「良かったーっ気になってたんだこのお店ーっ。じゃあ、日曜日に、、んー学校近くのコンビニで待ち合わせで良い?」



A「うん、おっけー!」






気付いたら帰り道の分岐点




じゃぁ、またね と手を振る









なんでだろう、久しく感じてなかったこの気持ち..





..いやいや。そういうんじゃないし



心の中で呟いて、一人 家に帰った

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mika(プロフ) - 有岡大貴さん» 有岡さん(о´∀`о)コメントありがとうございます!期待に添えるお話の書けるように頑張ります! (2018年4月23日 17時) (レス) id: f53b9b9cc3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡大貴 - おもしろいですよ!続きが気になります(^_-)-☆ (2018年4月23日 17時) (レス) id: 62b049ed6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mika | 作成日時:2018年4月12日 23時

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