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入学してから数週間経った
座学続きだったけど、ようやく実習の授業が始まる
ちょっとうきうき
実習室で、
学校指定で買わされたコックコートとサロン、そして帽子を身につける
初めての服装に、少しざわつくクラス
ちらっと山田くんに目をやる
..似合ってるなぁー..。
そう思ってみてると、私の視線に気付いたのか、向こうも私の方を見て、「ん？」という表情をする
あっ、、
ぶるぶると首を振る
..なにしてんだ私。
.
最初の実習だから、ほんとに基礎の基礎から。
今回はメレンゲ作りと、スポンジの焼き方
とてもシンプルなもの。
だけど、混ぜ方ひとつとっても、ちゃんとプロのコツがある とか、お母さんは言ってた
だから、先生がホワイトボードに書いた「作り方のポイント」は、もう身に付いていた
「Aちゃん、上手〜！」
隣の女の子が、私の手元を見て言う
高めの響く声で言うから、他の子達も自然と私に視線を向けた
ええっとこの子は..紗季ちゃん だったかな。
A「え、ありがと、！そんなことないけど」
紗季「ちっちゃいときからお菓子作るの好きだった人？」
A「んー、実は私の実家、洋菓子屋さんなんだよね。って言っても、ちっちゃいお店なんだけど。で、お母さんにいろいろ教えてもらってたの。」
紗季「え〜そうなんだ、羨ましい〜！紗季、お菓子作るの好きなんだけど、ママは全然やんないから誰にも教えてもらったりできなかったんだよね〜」
A「身近にいないと、そうだよね〜」
褒めてくれたのは嬉しいけど、ちょっと苦手なタイプかも。
「はーーい」と、手を叩きながら実習の先生が言う
「何回か実習やったら、そこまでのを試験するから、できなかった人は各自練習しておくこと！」
試験あるのかぁ〜
という声がちらほら聞こえた。
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mika(プロフ) - 有岡大貴さん» 有岡さん(о´∀`о)コメントありがとうございます！期待に添えるお話の書けるように頑張ります！ (2018年4月23日 17時) (
レス) id: f53b9b9cc3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡大貴 - おもしろいですよ！続きが気になります(^_-)-☆ (2018年4月23日 17時) (レス) id: 62b049ed6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mika
| 作成日時：2018年4月12日 23時
