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35.Haruni -Kei. I- ページ35
結局、何も大貴に聞くこともなく、
そして、大貴もいつもと変わらない様子で、一日を過ごした。
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放課後の教室に行くと、見覚えのある後ろ姿があった
A「..伊野尾くん？」
振り返ると、少し口角を上げて笑った
伊野尾「久しぶり」
伊野尾くんとは去年クラスが一緒で、
でも、正直そこまで話した記憶ってないなあ..
しいて言うなら、修学旅行のお昼ご飯でたまたま隣の席になって、
私が食べきれなかった白米を食べてもらったこととか...
学年でも1、2位を争うくらいモテる子 なんだけど...
A「なんでここに？」
伊野尾「ああ、あの手紙、書いたの俺だよ？」
A「....ええええ！！..なんで？」
まさか伊野尾くんだとは思ってなかった...
けど、確かに言われてみれば....
端正な顔立ちと綺麗な指からはちょっとイメージつかない字を書くなって、当時も思ったんだった...
伊野尾「へ？..なんでか知りたい？」
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作者名：mika
| 作成日時：2018年2月23日 17時
