夏色シロップ - Hey!Say!BEST -

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扉につけられたベルの音がカランカランと鳴って、
奥から男性が出てきた。








「いらっしゃいませ、お疲れ様です。」






くるっと大きい目が特徴的だ。

ハーフ..だったりするのかなぁ。







A「どうも..」





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フロントの奥の方から、もう一人男性がやって来た。







「光、違うよ、その子はバイトの子！」





「え？」







そうだよね？と、背の高い小顔の男性が私に話しかける。







A「あ、はい..！草野Aと言います。

これから一ヶ月、宜しくお願いします！」









「あーそういえば、一人女の子が先に来るって言ってたね！」



光 と呼ばれた方が言う。



..「先に」とは？









薮「どうも、採用の連絡とか取ってた薮です。



一応経営全般やってて、
まぁ、ここの旅館の主人的な感じ。


若旦那ってお客さんにはよく言われるんだけど、ちょっと前に親父が亡くなって、あと継いだ感じ。」









光「め〜をとーじ れーば億千の星っ

い〜ちーばん ひーかる おまーえがいる..」









薮「それは若旦那だけど湘南乃風だから！

急に歌うなよww」




薮さんがふにゃっとした笑顔で笑う







A「ふふっ」







薮「良かった、ウケてくれて笑」







光「同世代なら伝わるよね！良かった〜笑



あ、俺光です。
実家がすぐ近くだけど、ほぼ住み込みで働いてるの。
宜しくね〜」








A「宜しくお願いします、！」







薮「光は料理長だから。
まぁ料理してるの一人しかいないんだけど。笑」

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