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病院を出て、丸山くんと並んで歩く。
丸「楽しかったな〜ほんまに！」
「ね！この年齢でも遊園地で思いっきり遊ぶ体力は残ってたね笑」
丸「ほんまやな、階段登る体力とかはないのにな！笑 ………、」
「、丸山、くん？」
突然言葉がなくなった丸山くん。顔を見ると、苦しそうな顔をしていた。
丸「…なんか、もうすぐ…の気がしてなあ、」
ドクン、と。心臓が嫌な音を立てる。
もうすぐ。……それが何を意味するのかが、分かってしまったから。
「もう、すぐ……」
丸「お医者さんから言われた、その…時期っていうのもそうやし、…看護師さんが今回OKくれたんも、さ」
「…嫌だ、……嫌だよそんなの」
考えないようにしてた。なるべく、笑っていようって。
…でも、そうすればするほど、考えてしまう自分がいた。…横山くんが、これからどうなるかを。
丸「…やから俺はこれからも毎日病院に行く。…Aもさ、なるべく来てあげて？」
…こんなにも不安そうで、苦しそうな丸山くんの顔を…私は初めて見た。
「っ、当たり前じゃん…、」
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作者名：mocco | 作成日時：2022年3月18日 15時
